作業環境計測制御学 研究内容

 

保利 一

労働衛生工学

 

作業環境管理

 

有機溶剤

 

Inhalation toxicology

 

宮内 博幸 

作業環境管理

 

労働衛生工学

 

衛生管理学 

 

石田尾 徹

労働衛生工学

 

化学工学

 

石松 維世

浮遊微生物の測定と評価

室内空気の汚染物質には、これまで問題となってきたVOCやホルムアルデヒドなどの化学物質とともに、感染症やアレルギーの原因ともなる微生物がある。労働衛生や環境管理の分野では、空気中の微生物については感染症の問題を除いてほとんど意識されてきていない。しかし、金属切削業者やコンポスト作業者における過敏性肺臓炎の集団発生、事務職場等における空調機器の汚染など、浮遊微生物をめぐる労働衛生上の問題も近年報告されてきている。このような流れの中で、作業環境だけでなく室内環境の空気質という観点からも浮遊微生物濃度の測定やその評価についての研究が求められており、特に浮遊微生物濃度と構成菌種の解析、健康問題との関連性など解明すべき点が多い。ここでは、浮遊微生物濃度の場所別あるいは季節変動の解析に加え、菌種の同定や構成比率の解析などを行い、室内環境の微生物汚染について研究を行っている。

 

笛田 由紀子

産業環境化学物質の神経毒性

私達のまわりの環境にはいろいろな化学物質があり、産業現場では、一時的に比較的高濃度で曝露されることもあります。化学物質の神経毒性については、揮発性有機溶剤に曝露された場合、急性高濃度と低濃度慢性では影響が異なります。特に最近は、低濃度慢性曝露時の化学物質への感受性変化が社会問題となっております。感受性の変化を、興奮性の変化ととらえ、抑制性ニューロンの機能とシナプス可塑性という切り口で、機能と形態の両面から解明して行く研究をしています。


樋上 光雄

産業現場では、作業に伴い発生する粉じんや有機溶剤蒸気などの人体に有害な物質から作業従事者を守るため、局所排気装置や呼吸用保護具が使用されている。

呼吸用保護具には、防毒マスクや防じんマスクなどがあるが、交換可能なろ過材や吸収缶などの有害物質を捕集する部分は、捕集に伴う目詰まりや破過が起こり交換されるまで繰り返し使用され、また面体部分も経年劣化や破損がない限りは繰り返し使用される。一方、簡易マスクやサージカルマスクなどは、衛生的面などから1回の使用で破棄されている。ろ過材等は環境空気を取り込み、面体は顔面に密着させて使用するものであり、繰り返しの使用により環境中や皮膚常在菌の付着・増殖が生じることが懸念される。また、使用後の防毒マスク等の洗浄や消毒保管方法は特に定められていないため、使用者や使用現場により保管方法等が異なっており、防毒マスク等が次に使用される際に微生物に汚染されていないという確証はない。

防毒マスクなどが微生物に汚染されていた場合に、具体的に人体にどのような影響があるかは報告もほとんどないが、人体に直接接触させて使用するものであり、環境中や皮膚などにも病原性細菌が存在することから、過剰な微生物汚染は少ないほうがよい。

そのため本研究では、微生物汚染面からのろ過材等の交換時期の提案や、使用後のマスクにおける微生物汚染を防止するための洗浄や消毒保管方法を検討する。

 


山本 忍

 

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