微生物学

 

   産業医学は「働く人の健康を守る」ということが基本理念です。当教室では、産業医大の英語表記である「Occupational and Environmental Health」に微生物学的側面から、 教育・研究活動に取り組んでいます。

 


 微生物学教室のこれまでのあゆみ

   当教室は、開講37年を迎えます。この間、3名の教授の先生方が教室を築いてこられました。教室の伝統である自由な学問的雰囲気のもと多くの研究者を輩出し、ファミリースピリットを持った教室出身者は各方面で活躍しています。

 

 

  水口康雄教授時代(昭和53年(1978年)~平成5年(1993年))

   水口先生は本学開学にともなって初代教授として着任され、当教室の基礎を作られました。主な研究内容は、抗酸菌の研究(遺伝学、薬剤耐性機序の解明、プロトプラストの誘導と復帰など)、淋菌の薬剤耐性と淋疾の疫学に関する研究、ビブリオ属の研究(ファージ、プラスミド、溶血素遺伝子のクローニング、病原性など)、レジオネラの研究(感染と免疫、宿主の抵抗性など)です。とくに遺伝学の重要性に早くから着目され、遺伝子操作の技術を研究にも積極的に取り入れられました。

 


  吉田眞一教授時代(平成6年(1994年)~平成10年(1998年))

   水口先生が千葉県衛生研究所に移られた後、助教授であった吉田先生が教授に就任され、平成10年に九州大学医学部細菌学教授として転出されるまでの4年間教室を主宰されました。この間は、レジオネラ(細胞内増殖性、遺伝学)、腸管出血性大腸菌(ベロ毒素)の研究が全盛期でした。この時期に大腸菌O157、レジオネラのアウトブレイクが相次いで起こり、教室はにわかに世間の注目を集めました。

 

 

  谷口初美教授時代(平成11年(1999年)~平成27年(2015年))

   昭和55年から当教室に在籍され、水口先生、吉田先生を支えてこられた谷口先生が、平成11年、本学初の女性教授として就任され、女性産業医を支援する「アリスの会」会長としても活躍されました。臨床現場との関わりを大切にされ、本学病院のみならず北九州地域の感染対策活動に尽力されました。研究では、ビブリオ、抗酸菌(遺伝学、薬剤耐性)の研究をさらに発展させました。そして産業医学と直結する特筆すべき効果は、廃棄物処分場など環境中の細菌叢の解析手法を確立されたことです。この手法は、 その後、臨床、産業のさまざまな事例で応用され、多くの新知見が得られています。

 

 

 

 

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         産業医科大学医学部微生物学教室

         〒807-8555

         北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1

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         FAX :093-602-4799

 

   【文責:微生物学 更新日:2015年7月22日】

 

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