産業医学現場実習意見交換会及びカリキュラム勉強会を開催 2016.11.19

 DSCF1389意見交換会2.jpg平成28年度も産業医学現場実習終了後の11月19日(土)14時から17時までの3時間、事務局本部2階会議室において、産業医学現場実習意見交換会を開催しました。

 今年度の実習先事業場のうち10の事業場の産業医の先生方にお集まりいただき、大学関係者と実習に関して、意見交換を行いました。

 意見交換会では、東学長、興梠教務部長から、それぞれ実習が無事終了したことのお礼の挨拶の後、産業医の先生方から実習の報告があり、貴重なご意見・要望なども数多く出され、活発な意見交換が行われました。各事業場の産業医の先生方からは、学生たちがマナーも良くきちんと教育されており、真面目に、また熱心に実習に取り組んでいたとの評価をいただきました。最後に、柳原副学長から挨拶があり、意見交換会を終了しました。

 産業医学現場実習は、事業場の産業医をはじめ、産業保健スタッフの皆様の多大なご協力がなければ出来ない実習です。この場をお借りしまして、関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。

 また、今年度も意見交換会の前に、産業医学現場実習カリキュラム勉強会を開催しました。

 カリキュラム勉強会では、株式会社クボタ産業医の永野千景先生に産業医学現場実習のカリキュラムについて講演をしていただきました。参加された先生方から「とても参考になった」との発言がありました。

 永野先生、お忙しい中、貴重な講演をありがとうございました。

 

産業医学履修内容等検討小委員会委員長           

                                    産業医学現場実習 科目担当責任者 川本 俊弘

  

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    カリキュラム勉強会

     株式会社クボタ

      永野千景先生 

 

 

業医学現場実習

 

 医学部5年次のカリキュラムである「産業医学現場実習」が、昨年11月に全国48事業場において実施されました。この実習は、産業医実務の現場において産業医の役割と活動を学生が実際に体験することで、産業医業務に対する理解を深め、産業医志向をより高めることを目的とした本学医学部学生にとって大変重要な実習です。

 

 

 


 

産業医学現場実習を終えての感想について、医学部5年次生を代表して、2事業場の報告が3名からありました。 

 

  

【株式会社日立製作所 ひたちなか総合病院水戸健康管理センタ】

 

 私たちは、平成28年11月7日(月)~11日(金)の5日間、株式会社日立製作所 ひたちなか総合病院水戸健康管理センタにおいて産業医学現場実習を受けました。

 水戸健康管理センタでは、エレベーター、エスカレーター、半導体、製鉄、医療分析装置製などの工場を対象とし、約10,000人の従業員の健康管理を行っています。様々な工場の職場巡視や安全衛生委員会、産業医面談を見学しました。

 工場内の巡視では、まず、生活する中で利用している様々な物が製造される過程に感銘を受けました。目に見えない工夫やこだわりを知ることができたことは興味深かったです。業務内容を十分に理解し、想像を働かせることによって目に見えない問題も想定し、未然に防ぐことが重要であることを中谷敦先生から学びました。復職面談では、疾病のコントロールができていることはもちろんのこと、生活リズムが整ってはじめて復職できるという視点から産業医は従業員と面談を行い、復職判定を行うといった流れを学ぶことができました。安全衛生委員会では、産業医は巡視や面談等で見つかった問題にフォーカスを当て、従業員の方にわかりやすく講和をされていました。安全のために従業員の視点からも活発な意見が出ており、従業員の方々との連携も非常に重要であると実感しました。

 現場でしか学べないことが多く、非常に充実した実習を行うことができました。様々な問題に柔軟に対応しておられる産業医の先生の姿に心打たれ、改めて産業医の魅力を感じることができました。

 最後になりましたが、お忙しい中お時間をいただきました中谷敦先生をはじめ、水戸健康管理センタの皆さま、見学に伺った事業所の皆さまには、心よりお礼申し上げます。

 

(医学部5年 石塚 恒年、三宅 功祐)

 

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 日立ハイテクノロジーズにおいて 左から中谷先生、三宅、石塚、井上先生

 

稲田先生に同行職場巡視のようす1.jpg  稲田先生に同行職場巡視のようす ②264.jpg

             稲田先生に同行した職場巡視の様子

  

 


 

 

【マツダ株式会社】

 

 私たちは、平成28年11月7日(月)~11日(金)の1週間、マツダ株式会社において産業医学現場実習を受けました。マツダ株式会社は、本社工場、防府工場、三次運転試験場に分かれており、従業員数は約22,000人と大変大きな企業です。

 今回私たちが実習を受けた本社工場は、研究開発から生産に至るまでの全ての工程が集約されており、産業医の先生方は多岐に亘る事例に対し、部門ごとに担当を決めて対応されていました。また、毎週産業医ミーティングや事例検討会の時間を設けることで、互いの事例を共有する場として、また共通認識を確認する場として活用されており、産業医全員で事例を把握することによって、従業員の方々や現場のしくみに対してより良いフィードバックがされていると感じました。私たちは、産業医面談への同席や衛生チームとの職場巡視に同行させていただいたほか、防災担当者、マツダ病院救急科医師、防災事業委託先の関連会社担当者の方からお話を伺う機会があり、産業医の先生方が様々な職種の方と協力し、互いを尊重し、必要な場合には自ら働きかけて、会社にとってまた従業員にとってより良いしくみ作りをされていることを実感しました。また、個別に対応することや新しくしくみを作ることは正解のない問題に立ち向かうという点では難しいことですが、だからこそ産業医としてのやりがい・楽しさがあることを学びました。

 最後になりましたが、お忙しい中熱心に指導して下さった卒業生の鎗田先生、舟橋先生、空閑先生、山下先生、中村先生、上田先生をはじめお世話になりました安全健康防災推進部の皆様、講義や実習を担当してくださった全ての皆様に、心より感謝申し上げます。

 

(医学部5年 寺坂紗稀)

 

○マツダミュージアムにて左から高岡、篠原、山下先生、寺坂.jpg  ○1産業医現場巡視の様子.jpg

マツダミュージアムにおいて 左から高岡、篠原、山下先生、寺坂                  産業医現場巡視の様子

 

○後列左から中村先生、舟橋先生、空閑先生、上田先生、前列左から高岡、寺坂、篠原.jpg 

        後列左から中村先生、舟橋先生、空閑先生、上田先生

        前列左から高岡、寺坂、篠原 

 

 

 

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