12/16に産業医学現場実習意見交換会及びカリキュラム勉強会を開催しました

  平成29年度も、産業医学現場実習終了後の12月16日(土)14時から17時までの3時間、事務局本部2階会議室において、産業医学現場実習意見交換会を開催しました。
  出席者は、今年度の実習先事業場のうち10の事業場の産業医の先生方にお集まりいただき、大学関係者と、実習に関して意見交換を行いました。
  意見交換会では、東学長、中山教務部長から、それぞれ実習が無事終了したことのお礼の挨拶があった後、産業医の先生方から実習の報告があり、貴重なご意見・ご要望なども数多く出され、活発な意見交換が行われました。各事業場の産業医の先生方からは、学生たちがマナーも良くきちんと教育されており、真面目に、また熱心に実習に取り組んでいたとの評価をいただきました。最後に、上田副学長から挨拶があり、意見交換会を終了しました。
  産業医学現場実習は、事業場の産業医をはじめ、産業保健スタッフの皆様の多大なご協力がなければできない実習です。この場をお借りしまして、関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。
  また、今年度も意見交換会の前に、産業医学現場実習カリキュラム勉強会を開催しました。カリキュラム勉強会では、一般財団法人 京都工場保健会の西田典充先生に、産業医学現場実習のカリキュラムについて講演をしていただきました。参加された先生方から「とても参考になった」との発言がありました。
  西田先生、お忙しい中、貴重な講演をありがとうございました。 

 

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 (産業医学履修内容等検討小委員会委員長 産業医学現場実習 科目担当責任者 川本 俊弘)

 

 

 

 

業医学現場実習

 

  医学部5年次のカリキュラムである「産業医学現場実習」が、昨年11月に全国の事業場において実施されました。この実習は、産業医実務の現場において産業医の役割と活動を学生が実際に体験することで、産業医業務に対する理解を深め、産業医志向をより高めることを目的とした、本学医学部学生にとって大変重要な実習です。

 

 

 


 

産業医学現場実習を終えての感想について、医学部5年生を代表して、2事業場の報告がありました。 

 

  

【公益財団法人 北海道労働保健管理協会】

 

 私たちは11月13日(月)から17日(金)の5日間、公益財団法人 北海道労働保健管理協会において産業医学現場実習を受けました。北海道労働保健管理協会は、健康診断、健康保持増進事業(THP)、作業環境測定、労働衛生に関する指導、相談、各種講習会などを実施し、道民の健康と福祉、労働衛生の向上に寄与しています。
 実習は、実際に工場を訪れ、作業環境測定及び職場巡視とその報告書作成、自分が産業医役となって行う過重労働面談のロールプレイ、事業場に対する健診結果のプレゼンテーションなど、実践的な内容が多く組み込まれたものでした。
 作業環境測定では、各単位作業場所で検知管を用いて化学物質の濃度を計測しながら、その発生源を確認しました。また、職場巡視では、腰痛の原因になりうる重量物の運搬や鋭利な部品の持ち運び、若手の労働力不足など、現場の問題点を把握し、工場で工夫されている良好な点も含め、問題点・改善策などを報告書にまとめました。このような様々な実習を通して産業医の先生方、作業環境測定士、保健師の方が実際にされている職務を経験することで、産業医の職務や事業者側のスタッフ、労働者、健診を受ける方々との関わり方を、具体的にイメージすることができました。そして各実習後には、先生方が私たちの実習における良好な点、改善点、注意点を丁寧に指摘し、説明をしてくださり、私たちは、これから産業医活動を行う上で数多くの大切なことを学びました。
 最後になりましたが、お忙しい中ご指導してくださった産業医の飯田先生、原先生、保健師の小牟田さん、國澤さん、作業環境測定士の相澤さんをはじめ、北海道労働保健管理協会のスタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

  

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【トヨタ自動車株式会社】

 

  私たちは11月13日(月)から17日(金)の5日間、トヨタ自動車株式会社において産業医学現場実習を受けました。トヨタ自動車株式会社は、国内外に製造拠点をもち、広く事業展開している、従業員数(単独)約7万人の非常に大きな企業です。
  今回、私たちは本社工場・明知工場・高岡工場・名古屋オフィスにおいて職場巡視に同行させていただいたほか、健康診断の見学やトヨタ記念病院の見学、産業医統括会議などにも出席させていただき、充実した5日間を過ごすことができました。トヨタ自動車株式会社では、産業保健に関して、医療職だけではなく安全健康推進部の方々も関与されており、労働に起因する疾患を人間工学の観点から予防するための取り組みや、各事業所で行われる産業保健の基準や質が一定となるようなガイドラインの作成、ウェルポにおける健康学習会、海外出向者に対する健康支援などの様々な取り組みが行われており、職場における健康に対する意識の高さを感じることができました。また、産業医統括会議や職場支援活動の情報共有会などを通して、従業員の方々や現場の仕組みに対して、より良いフィードバックがなされていると感じました。実習を通じて、産業医の先生方が様々な職種の方と協力しお互いに尊重し合いながら、ときには自ら働きかけることで、会社にとって、また従業員にとって、より良い仕組みづくりをされていることを実感しました。それと同時に、事業所の風土や考え方によって柔軟に幅広い視野を持ちながら産業医業務を行う難しさについて、再認識することができました。
  最後になりましたが、お忙しい中熱心に指導してくださった大久保先生、金先生、青山先生、澁谷先生をはじめ、お世話になりました安全健康推進部の皆様に心よりお礼申し上げます。

 

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