事業のご紹介

事業の目的

本事業の目的は、さまざまな産業保健関連データを連結させ、新しく得られる分析結果の発信や簡便な分析ツールの開発により、社会の健康向上に貢献することです。

事業の内容

STEP1データベース構築 / 基本分析

レセプト、特定健診データ、労務情報などを活用可能な連結データベースとして構築し、企業や健康保険組合にとって健康施策を立案するために必要な分析結果を提供します。

STEP2応用分析 / 研究支援

構築したデータベースを応用した効果的な活用方法を研究、または研究支援を行い、得られた新しい知見について提言します。

STEP3データベース標準化 / 分析ツール開発

データベースを構築する過程で標準化に必要なルール作りを行い、簡便な分析ツールを開発します。

GOAL労働生産性 / 安全衛生 / 医療費抑制

社会の健康向上
企業 労安衛法健診 労務管理 健保 特定健診 医療費(レセプト)

事業のアウトプット

企業や健康保険組合などよりご提供いただいたデータを用いて、データ提供者さまには「基本報告」およびオプションで「カスタマイズ報告」の結果をフィードバックします。
なお、構築したデータベースは各企業・産業医などの研究資源として活用し、将来的には医療費や労務管理支援を行う新しいシステム開発につなげます。

基本報告

健康管理のための分析

疾患、特定健診に関する集計・分析、疾患別集計・分析など。

医療費適正化のための分析

医療費に関する集計・分析、ジェネリック代替による医療費削減分析など。

労務管理支援のための分析

労働生産性の評価(それぞれの項目は、単一企業の経時的比較に加え、企業間、事業間、部署間比較が可能です)。
報告イメージ

カスタマイズ報告

各企業・健康保険組合の施策に合わせた検証分析など(別途相談)を実施し、結果をフィードバックします。

研修交流会

データ活用方法に関する研修交流会を、定期的に行います。

学術支援

研究資源としてデータベースを活用される場合、その研究支援、論文作成支援をします。

運用形態

データは産業保健データサイエンスセンター(DSC)内でウェブから切り離したデータベースとして管理され、サーバにアクセスできる担当者を制限した上で運用していきます。
データ提供者を中心に、データベースの研究利用をサポートします。

組織体制

組織体制

データ提供者さまへの依頼事項

本事業をご理解、ご賛同いただけるデータ提供者さまへは、適正な事業を進めるために以下のご協力をお願いいただくことになります。

1.倫理審査

本事業にご賛同をいただいた後の契約に際し、産業医科大学の倫理審査を実施いたします。別に企業・健康保険組合側での倫理審査が必要になる場合は適時進めていただきます。

2.基本データセットの提供(様式については別途相談)

レセプトデータ 運用(加入者)台帳 健診データ 労務管理データ
※1 基本的には既存データをご提供頂きます。
※2 事業の中で収集するデータを検討していきます。

3.ID管理・連結可能匿名化作業

DSCには、匿名化されたデータのみを保管します。データのID管理は、提出元機関にて継続的にお願いします。ID管理、匿名化のためのツールは、DSCで開発、提供します。
手順
〒807-8555 北九州市⼋幡⻄区医⽣ヶ丘1番1号
TEL︓093-603-1611(代表)

© Occupational Health Data Science Center

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