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平成22年度 第1内科学講座研究報告
研究室長:山岡邦宏
当科は臨床を第一に考えた研究室として「ベッドサイドからベンチサイド、ベンチサイドからベッドサイド」をモットーに研究を進めております。臨床では、リウマチ・膠原病専門分野と糖尿病・内分泌分野に分かれて仕事をしていますが、いったん大学院に入学すると専門の区別なく全員が一つの研究分野としてまとまっています。数年前までは、大学院生が実験だけに専念する時間を確保するのは困難な状況でしたが、臨床における専修医・スタッフの充実により大学院4年間のうち3年間は入院担当医を免除されることが可能となり大学院生が実験に集中できる時間を徐々に確保できるようになってきています。時間の確保のみならず、2年前から派遣研究員として研究室をひっぱっている尾下先生、2009年度には3名、2010年度には4名が大学院入学し人材も充実してきております。その1つの成果が2010欧州リウマチ学会での学会賞1名とTravel award3名の栄誉に反映することができたのではないかと思います(詳細は欧州リウマチ学会報告をごらん下さい)。また、2010年度の新入生のうち2名は中国と台湾からの留学生であるため、2週間に1回の抄読会と研究室カンファレンスは意思疎通と国際学会での発表も鑑みすべてを英語で行っております。いまだ、数ヶ月が経過したばかりですが研究室の周囲では英語が飛び交い、以前にも増して、これまでとは異なった雰囲気で活気付いています。また、研究室内にとどまらず、田中教授の計らいにより中山田 真吾先生(NIH)、中野 和久先生(UCSD)、澤向 範文先生(U Penn)が留学中であり、今後、彼らが帰国の際には研究指導者側の更なる充実も期待できるものと期待しております。
当科研究室では、間葉系幹細胞を用いた再生医療、サイトカインシグナル伝達機構とB細胞解析を3本柱として、関節リウマチと糖尿病を対象とした病態解明・新規治療法の開発と作用機序解明を主に行っております。何れの疾患も、近年の病態解明に伴う新規治療薬の開発はめざましく、当研究室がそのいったんの担えることができればと思い、日々奮闘しております。 |