第24回日本病態生理学会大会




第24回日本病態生理学会大会の開催にあたって
第24回日本病態生理学会大会
会長 上田陽一(産業医科大学 医学部 第1生理学 教授)


 第24回日本病態生理学会大会(平成26年8月8〜10日)の開催にあたってご挨拶申し上げます。本大会のメインテーマを”病態生理学の基盤と展開を考える”として、北九州国際会議場(北九州市小倉北区)におきまして開催させていただくこととなりました。

 1日目(8月8日)午後は、サテライトセミナー&ディスカッションに始まります。若手の研究者が発表し、発表の途中にもどんどん質問が出来る雰囲気の企画であり、以前は本大会の前日に開催されていましたが、前回の大会より本大会に組み込まれることとなりました。若い研究者の熱意を感じることが出来ると思います。

 2日目(8月9日)午前には、学生による発表および病態生理シンポジウムとして“不整脈疾患の病態生理”をテーマに小野克重先生(大分大学医学部)に企画をお願いしました。特別講演は、東田陽博先生(金沢大学)にご講演いただきます。午後は、奨励賞および一般口演、細見記念講演として杉浦清了先生(東京大学)に最新の研究成果をご講演いただきます。

 2日目の午後には、新企画として“ちょっと待ったセミナー”を野田百美先生(九州大学薬学部)に企画していただきました。この企画は「若い人が発表して実験でうまくいかないことなどを話し合う場にする」ことを目的とし、従来の発表形式ではなく発表途中でも“ちょっと待った!”と躊躇なく質問ができるようにしました。

 3日目(8月10日)午前には、病態生理教育シンポジウムとして“病態生理を基盤とした多職種連携”を企画しました。最近、臨床現場で多職種連携により共通の基盤として病態生理を考える機会が多くなっていることを背景に、看護師、栄養士、理学療法士など多職種の先生方にご講演をお願いしました。教育講演では、先端医療センター病院長の平田結喜緒先生にご講演いただきます。なお、午後からは市民公開講座(リハビリテーションと骨の健康を考える)を予定しております。

 本大会が皆様にとって実り多きものとなるよう祈念しております。活発なご討論を期待しています。また、小倉城、松本清張記念館、森鴎外旧居、門司港レトロなどの見所や小倉発祥のB級グルメの定番“焼うどん”など、ご当地グルメも楽しんでいただければ幸いです。









                                             [文責:第1生理学教室 最終更新日:2014年4月16日]