産業医科大学医学部 第2内科学 産業医科大学
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尾辻 豊 産業医科大学第2内科学
尾辻 豊
■第2内科学歴代教授

1978-1996 黒岩 昭夫
1996-2006 中島 康秀
2006- 尾辻 豊

 
産業医科大学第2内科学の尾辻 豊です。早いもので第2内科に赴任しまして5年間経ちました。高度の臨床を基盤として教育・研究を行う循環器および腎臓内科を目指しています。克服しなければならない課題もありますが、少しずつ発展してきていると思いますので現況を述べてみます。

1978年開学時に黒岩昭夫先生が初代第2内科学教授に就任され循環器・腎臓部門を立ち上げ、1981年に城戸優光先生が呼吸器部門を始めました。1996年に中島康秀先生が第2代教授に就任され、2002年に呼吸器科が独立し城戸先生が初代教授に就任され、現在の呼吸器内科学に引き継がれています。縁あって2006年に私が第3代教授となり、2009年に不整脈先端治療学教授に安部治彦先生が、2011年に若松病院循環器内科、腎臓内科の診療教授に岡ア昌博先生が就任しています。第2内科開設以来、毎年新人局者を多く迎えています。出身大学は、札幌医大、弘前大学、東京大学、昭和大学、獨協医科大学、日本大学、東海大学、帝京大学、日本医科大学、東京医科歯科大学、藤田保健衛生大学、名古屋大学、名古屋市立大学、愛知医科大学、京都府立医科大学、奈良県立医科大学、大阪大学、大阪市立大学、兵庫医科大学、広島大学、鳥取大学、川崎医科大学、山口大学、徳島大学、産業医科大学、九州大学、福岡大学、久留米大学、佐賀大学、長崎大学、大分大学、熊本大学、宮崎大学、鹿児島大学等の多校にわたっています。これまで294名の入局者を迎え、多方面で活躍中です。

「内科は臨床の科である。質の高い臨床が根幹であり、これが教育と研究の基礎となる。」と考えています。院内の医局員は、臨床・教育・研究の研鑽を日々行っています。臨床が盛んで、救急症例も多く、症例の生命予後やQOLの改善に貢献しています。院外の医局員は、北九州内外の基幹病院(関連施設を参照して下さい)で循環器・腎臓および一般内科臨床に励んでいます。循環器は3つのグループに分かれて活動しています。不整脈グループは、初代黒岩昭夫教授の流れを汲んでおり、現在は不整脈先端治療学の安部治彦教授がチーフです。失神のチルト(立位負荷)診断やチルト治療は、本学より日本に広まった診断・治療手技です。右室心尖部より心室中隔右室サイドの方がより生理的に心室ペーシングを行えますが、これも本学から全国に広まりました。ペースメーカー・植込み型除細動器の症例数は、九州地区大学病院の中でトップクラスです。不整脈アブレーションも高い成功率を誇り、心房細動の治療成績も良好です。心臓再同期療法には謎が多く、これらを克服してより良い心不全治療を行おうとしています。心臓カテーテルグループは、2代目中島康秀教授の流れを汲み、現在は園田信成講師を中心に活発に臨床を行っています。心筋シンチや冠動脈CTを駆使して診断し、血管内超音波(IVUS)を活用した冠動脈インターベンションを行い、予後を高めるよう努力しています。石灰化の強い病変にはロータブレ―ターを併用して治療しますが、当科では腎不全合併例の石灰化病変が多く、必須です。冠動脈のみならず腎動脈や骨盤内あるいは下肢動脈狭窄にもカテーテルインターベンションを行い、治療効果をあげています。心エコーグループは、竹内正明准教授をチーフとしており、本邦における負荷心エコーや3次元心エコーのパイオニアです。負荷時の心臓反応を見ることにより冠動脈狭窄・心筋viabilityのみならず心不全や弁膜症の詳細な評価が可能です。拡張型心筋症や虚血性心疾患における機能性・虚血性僧帽弁逆流の根本原因がテザリング(左室が拡大すると乳頭筋が外側に移動し、弁尖を強く牽引し、閉鎖を妨げる)であることは当科から世界へのメッセージであり、心臓外科手術に影響を及ぼしています。腎臓に関しては田村雅仁准教授・椛島成利講師・芹野良太講師を中心に活動しています。腎生検を含む診断・腎炎に対するステロイドおよび耳鼻科扁桃摘出術はもちろんのこと、血液および腹膜透析を導入し、透析症例の外科手術時等のバックアップ維持透析をも活発に行っています。透析導入件数は九州地区大学病院の中でトップクラスです。透析合併症や透析困難例の治療を行い、免疫吸着療法や血漿交換法も積極的に行い、臨床に貢献しています。腹膜透析カテーテルを独自に開発し、診療レベルを向上させています。内シャント手術や腹膜透析関連手術等の通常は外科医が行う手術を内科医が行っているのは大きな特徴です。若松病院では岡ア昌博先生が新しいタイプの大学病院循環器内科、腎臓内科の立ち上げに懸命に取り組んでいます。このようなグループを若手医師はローテートで回り、希望者は心臓外科にもローテートすることも可能です。「心臓内科と心臓外科は同じ科である」と言っても過言でないぐらい両科の関連は深いので心臓外科手術を理解した内科医が育つのは重要なことと思っています。このようなプログラムで、当科では全身を診れる医師に成長することができます。そのため専門医に毎年多数の医局員がなることは言うまでもありません。本学卒業生は産業医として働く機会もあり、労働者の突然死の予防に貢献するという業績も挙げています。他学出身者に産業医の義務がないのは言うまでもありません。

このような臨床活動を基礎に教育を行い、臨床の悩みや喜びを学生や若手医師に伝えるよう努力しています。卒前の講義・ポリクリ・OSCE・クリクラはもちろん、卒後教育ではカンファレンスの充実・学会発表の機会を多く提供する・大学院教育を充実させることにスタッフが日々努力しています。理解しやすい・臨床に役立つという2点を意識して教育に取り組んでいます。当科の教育が学生・大学院生・研修医の成長に貢献し、ひいては地域の診療にも寄与していると自負しています。

さらには基礎および臨床研究を進め、この5年で10名が学位を取得し、国内外で32名が受賞しました。当科の大学院は基礎医学コースと臨床医学コースの両方あり、本人の希望で進めるのが特徴です。腹膜透析モデルをマウスで作成し、様々な分子の腹膜機能に及ぼす効果を検討するような基礎実験も可能です。基礎医学教室で研究することも可能です。また、臨床の現場のデータで研究することも可能であり、血管内超音波(IVUS)等による血管組織性状と症例の予後の関連を検討したり、3次元心エコーで弁膜を評価し新たな病態を発見したり、ペースメーカメモリを使って数か月に一度しか出現しない一過性心房細動の意義を検討したりしています。Connecting Practice to Clinical Scienceのモットーで臨床の現場から世界への研究メッセージを目指しています。

このような臨床・教育・研究を発展させるには積極的にいろいろなところで勉強する機会を作るのが重要です。国内・国外に留学を進めており、これまで国外だけでも30名以上留学し、それぞれ経験を積み業績を挙げています。また、国内でも臨床知識や技術を向上させる目的で多数留学してきました。今後も国内・国外に医局員が留学し成長することを積極的に支援しようと思っています。第2内科学の発展にさらに貢献しなければと自分自身思い、またいっしょに担ってくれる人材をいつでも歓迎します。

産業医科大学医学部第2内科学講座 更新日:2016年7月1日 文責:穴井 玲央


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