高周波誘導結合プラズマ質量分析システム

高感度、高選択性を特徴とする多元素同時分析システムです。
本分析システムは1992年2月に導入され、主として医学部法医学、衛生学教室および産業生態科学研究所労働衛生工学研究室などの研究者によって利用されています。

構成

  1. ICP質量分析計（SPQ8000 セイコー）
  2. アルゴンガスを高周波でプラズマ状態にし、そのプラズマ部に試料を導入しイオン化させた後、四重極質量分析計に導きます。得られる質量スペクトルにより、極微量の無機元素の同時一斉分析（定性、定量）が行えます。
  3. 仕　様
  4. 試料導入　　　　　　ネブライザー方式
  5. 　　　　　　　　　　加熱気化導入方式
  6. 試料量　　　　　　　ネブライザー：５ml
  7. 　　　　　　　　　　加熱気化導入：10μl〜100μl
  8. 測定元素　　　　　　質量数７(Li)〜質量数 238(U)
  9. 検出限界　　　　　　ppb〜pptレベル　
    ICP質量分析計SPQ8000
  10. ICP発光分光光度計（SPS1500R セイコー）
  11. アルゴンガスを高周波でプラズマ状態にし、そのプラズマ部に試料を導入し発生する発光スペクトルを解析することで微量無機元素の同時一斉分析（定性、定量）が行えます。
  12. 仕　様
  13. 試料導入　　　　　　ネブライザー方式
  14. 試料量　　　　　　　５ml以上
  15. 検出波長　　　　　　160〜500nm（主分光器）
  16. 　　　　　　　　　　190〜800nm（副分光器）
  17. 付属装置　　　　　　オートサンプラー
  18. 検出限界　　　　　　ppm〜ppbレベル

    ICP発行分光光度計SPSI500R

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    [文責：中島　　　更新日：2001.10.01]