外来週間予定
  午前 午後
  緑内障再来
新患(8:30〜11:00) 網膜硝子体
  斜視再来(1週)
新患(8:30〜11:00) 眼循環・黄斑変性(2、4週)
新患(8:30〜11:00) 未熟児再来
眼循環・黄斑変性(2、4週)
網膜硝子体
 


       外来
 外来スペースは2004年に従来の2倍に拡張され、ゆとりのある広さになりました。
 患者様のプライバシーを尊重し、診察用ブースを10室設けております。初診の患者様は、火・木・金曜日の午前中に受付しており、緑内障再来、網膜硝子体再来、眼循環・黄斑変性再来、斜視再来、未熟児再来などの特殊再来にも力を入れております。


       緑内障再来
 原則として、当院の緑内障再来では月曜日午後14〜16時(予約・再来のみ)に正常眼圧緑内障、ステロイド緑内障、発達緑内障を中心に治療を行っています。
 臨床研究ではGPA(Glaucoma Progression Analysis)プログラムなどを用いた視野障害の進行に関係する因子の検討を行っています。さらにフーリエドメイン方式の光干渉断層計(OCT)を使用した緑内障性視神経障害の評価に関する研究も行っています。また、眼圧の測定方法について、角膜厚や角膜曲率半径と眼圧測定値との関係、DCT(Dynamic Contour Tonometer)による測定眼圧値の意義などを検討しています。手術では、線維柱帯切除術が無効な症例や濾過胞漏出症例に対して羊膜を用いた手術を積極的に行い、その有用性を検討しています。また、血管新生緑内障に対する抗血管内皮増殖因子(VEGF)製剤の有用性について形態学的にも検討中です。
 基礎研究では、種々の緑内障眼の隅角組織を光学顕微鏡、電子顕微鏡で形態学的に調べるとともに、細胞外マトリックスや各種サイトカイン分布について調べています。また、酸化ストレスが線維柱帯細胞に及ぼす影響について分子生物学な面から研究しています。


       網膜硝子体
 平成20年は、総数で684件の手術を行い、そのうち156件の硝子体手術と25件の網膜剥離バックル手術を行いました。網膜硝子体手術の総数は181件です。硝子体手術の内訳は、網膜剥離37件、糖尿病網膜症47件、黄斑円孔14件、黄斑上膜12件、増殖性硝子体網膜症14件、網膜静脈閉塞症2件、その他の硝子体手術30件です。抗ヒトVEGFモノクローナル抗体であるアバスチンの硝子体内注射を黄斑浮腫、増殖糖尿病網膜症、血管新生緑内障、加齢黄斑変性の症例に使用しています。黄斑浮腫に対してはアバスチン硝子体内注射を選択する患者さんが多く、黄斑浮腫の硝子体手術は激減しました。
 産業医大の関連病院では飯塚市立病院、門司労災病院、九州労災病院で硝子体手術ができるようになっています。
 医療機器では今年は、アルコンのアキュラス、シャンデリア光源、23Gシステムが使用できる硝子体手術システムを購入し、手術を開始しました。


       眼循環・黄斑変性
 2008年度より、SLO(ローデンストック製)に代わりHRA-II(ハイデルベルグ社)が導入されました。HRA-IIは以前のSLOと比較して、IA、FAの同時撮影が可能であり、光線力学療法(PDT)の際の病変サイズ(GLD)の測定が容易にできます。また操作が容易であり、鮮明な画像が得られます。 SLO再来ですが、毎週金曜日午後に行っています。加齢黄斑変性症をはじめ、脈絡膜腫瘍などさまざまな疾患の造影検査を週に7-8例ほど行っております。
 当院では、加齢黄斑変性の治療としては主にPDTおよび抗VEGF単独治療、両者併用療法を行っております。PDTは毎週月曜日(祭日の時は水曜日も)に1-2例行っております。初回治療は入院ですが、2回目以降は外来治療も行っております。


       未熟児網膜症
 当院の新生児集中治療室(NICU)からの紹介の初診の患者さんは、火曜日午後に診察しています。NICUを退院した患者さんは金曜日午後に診察しています。外の病院からの初診の患者さん、もしくは再来新患の患者さんは、火・木・金の午前中の受診になります。




<文責:産業医科大学眼科学教室 更新日:平成23年12月12日>