教室紹介

教授: 興梠 征典

 
産業医科大学アイソトープ研究センター長
産業医科大学病院臨床研究推進センター長
 
日本医学放射線学会(理事)、日本IVR学会(理事)、
日本神経放射線学会(代表)、日本画像医学会(理事)など
Asian-Oceanian Society of Neuroradiology (AOSNR), President
Japanese Journal of Radiology, Editor-in-Chief
Neuroradiology, Section Editor
 
第39回日本磁気共鳴医学会大会長(2011年9月)
第42回日本神経放射線学会大会長(2013年2月)
第10回アジアオセアニア神経放射線学会 (10th AOCNR) 大会長(2015年11月)
第48回日本IVR学会大会長(2019年予定)
 
 

はじめに

 

 産業医科大学放射線科学教室は、初代教授の中田肇先生を始めとして諸先輩方の努力により基盤が形作られ、在籍中の者を含めるとこれまでに約80名が修練を行っています。2003年7月に私、興梠征典が教授として赴任し、診療・教育・研究いずれにおいても高いクオリティを誇る放射線科教室を目指して、日々みんなで頑張っているところです。

 レントゲン博士がX線を発見したのは1895年のことです。現代の放射線診療の中核をなすCT、MRIや様々な造影剤、核医学や放射線治療装置など110年前にはその原理さえなかったわけです。彼の発見したX線は20世紀の医学の進歩に大きく貢献しました。そして21世紀には、放射線科学・放射線科医の役割が益々重要性を増していくと考えられます。

 産業医科大学の最大の目的は産業医の育成ですが、放射線科学は労働者の健康管理・健康増進においても重要な役割を果たすと考えています。

 
産業医科大学 放射線科学教室教授 興梠 征典
 
 

放射線科の診療分野と特色

 

中央診療部門として多くの最先端の装置を有し、画像診断全般や放射線治療を担当しています。放射線科は、画像診断に関する情報、画像下治療(IVR:インターベンショナルラジオロジー)や放射線治療などの特殊技術を臨床科に提供しますが、いずれもその質を保証することは放射線科の重要な役割です。また医療事故防止のため二重、三重のチェック機構が求められていますが、例えば放射線科の読影と各臨床科の読影による二重チェックは誤診や見逃しを防ぐ上で重要な役割を果たしています。放射線科はほとんど全ての臨床科と密接な関連がありますので、その特徴を生かしながら、質の高い地域医療連携の実現に貢献していきたいと考えています。


診断部門・核医学部門

単純X線撮影、消化管造影検査、CT検査、MRI検査、血管造影検査、核医学検査について入院・外来のほぼ全ての患者様の検査と読影を行い、読影結果を主治医に報告書として届けています。病診連携の一環として、地域医療機関様から検査依頼がある場合、放射線科で直接受け付けるためのシステムをより分かりやすくいたしました。外来予約係(093-691-7666)にお電話ください。


IVR部門

各科の依頼により行っており、血管性病変やがん治療などの分野で有効性を発揮しています。具体的には腫瘍に対する抗癌剤動注療法や動脈塞栓術、血管閉塞性病変に対する血栓溶解術、血管形成術、ステント挿入などがあります。今後は、IVRの患者様を直接放射線科にご紹介頂くことも予定しています。


放射線治療部門

リニアック放射線治療装置、腔内照射装置、電磁波温熱療法装置などを備え、全身の悪性腫瘍を主な対象として、正常組織になるべく障害を与えず病変の制御率を向上させるため、三次元治療計画など最新技術に基づいた高度な治療を行っています。放射線治療の役割は年々大きくなっており、治療患者数は10年間で倍増しました。また温熱療法の実績は20年を超え、他の治療法との併用で高い局所効果を得ています。初診の患者様の外来診察は、月、火、木、金曜日の午前中となっています。

 
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文責 : 産業医大放射線科学教室 杉本康一郎    最終更新日 : 2017/08/01