研究機器開発室

設置目的

 現代における科学技術の革新には目ざましいものがある。
 産業医科大学における医療と研究においても、これらの科学技術を十分に活用した医療、研究機器の開発が必要である。
 開発に当たっては、医師、設計者、製作者などが十分に意見を交換したうえ、密接な連携をもって試作、製作を行うことが望ましい。
 以上の観点より、本学内に研究機器の開発室を設けることにより、産業医科大学の医療、研究の推進に大きく寄与する様、邁進している。 


スタッフ

研究機器開発室運営委員(1997,4現在)
委員長嶋田 雅曉寄生虫学・熱帯医学
委 員 緒方  甫リハビリテ−ション学
(50音順)杉浦  勉免疫学
 中村 利孝整形外科学
 高木 俊明医科物理学
 東  敏明作業病態学
 吉岡  真保健情報科学


機能

現代の広範にわたる科学技術の全てを本開発室で活用し、機器製作を実行することは不可能である。本開発室は、本学で行われる医療、研究機器開発に関連する情報センターとしての機能を持つ。また基本的機材を整備し、ある程度の自主開発機能を持つ。

* 開発情報機能
  1 各分野の技術及び機材情報と資料等の収集
  2 試作、製作協力業者に関する資料とリスト
  3 その他関連情報
* 自主開発機能
  1 金属加工
  2 木工加工 
  3 プラスチック加工
  4 電気、電子関係加工、測定


設備機器

金属加工関係機器
木工加工関係
計測機器関係(電器、電子関係を含む)


研究機器開発室利用システム

  1. 利用資格者は本大学、病院に所属する者に限る。ただし運営委員長の許可を得た者はこの限りではない。

  2. 利用項目はおもに下記の如くである。
    1. 機器利用・設置している機器を利用者自らが操作、使用する。
    2. 貸出利用・当室が保有している機器、工具、計測器類を室外持出利用
    3. 資材利用・当室保有の資材類の利用
    4. 加工依頼・利用者が機器の操作が不能の場合、室員が代行する。
    5. 製作依頼・器具、機器、装置等の設計、製作を依頼し完成させる。
    6. その他技術相談、検討、調査

  3. 利用時には来室し、室員の許可のうえ所定の記録紙に記入をすませ、各、利用をおこなう。

  4. 第2項D,E以外については電話予約が可能である。

  5. 機器の利用料は無料である。第2項C,E時の消耗資材等については受益者負担分方式により研究費等より差し引く。

  6. 利用時間は原則として月曜日から金曜日までの午前9時より午後5時である。


利用に当たっての注意事項

  1. 当室設置の機器類は危険な機種ばかりであり、その操作利用時には細心の注意が必要である。特に未熟錬者の方は、室員の指導のもとの作業、または共同作業等により習熟度を上げていただく。
  2. 目的、内容等を室員に報告し、利用に応じた機器、機材、資材類の検討等を行った後使用可能とする。
  3. 利用後の整理、後始末は安全作業の基本であり、その励行の遵守を願う。


質問事項について

〒806 北九州市八幡西区医生ヶ丘1番1号
 産業医科大学 共同利用研究センタ−
  研究機器開発室 田中迪則
   Tel 093−691−7415
   Fax 093−692−6496 まで