時代が求める産業医学・産業保健のプロフェッショナル


  産業社会の健全な発展に健康の側面から貢献する産業医科大学

文責:入試課  更新日;平成17年6月29日
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 産業社会の発展は、幸せで豊かな生活のためには不可欠ですが、そのためにさまざまな課題が存在することも事実です。企業および産業社会全体に存在する健康へのニーズに予防的・積極的に対応し、活き活きとした職場、活き活きとした社会の創造に貢献することが産業医学・産業保健の役割です。
 これらのニーズは、時代とともにダイナミックに変化します。明治から昭和初期にかけては職場で発生する結核の集団感染が、高度成長期には有害物質などの曝露による職業病が最大の課題でした。その後これらの問題はかなり解決したものの、企業を取り巻く環境の急激な変化によるメンタルヘルスの問題、長時間労働による「過労死」の問題など、新たに大きな課題が発生しています。また、人口の高齢化により、元気で働ける人材を維持するための健康増進へのニーズも高まっています。
 このような課題の解決に貢献するためには、医学などの科学知識だけでなく、生きることの本質を見つめ、さまざまな人との関わりの中で、個人と組織にとってのあるべき行動を考えていく姿勢が不可欠です。
 産業医科大学は、時代が求める産業医学・産業保健への期待に
専門的に対応できるリーダーを輩出し、「建学の使命」を果たすために不断の努力を行ってまいります。


 産業医科大学の「建学の使命」

 1.産業医科大学は人間愛に徹し生涯にわたって哲学する医療・保健従事者を養成し、
 2.産業環境を中心とする環境科学とライフサイエンスとの融合発展に努力を払い、
 3.経済学をも含む新しい生態学を発展せしめ、
 4.産業化社会における産業・環境保健の確立のみでなく、地域医療との有機的な結合をはかり、
 もって
 21世紀の医学分野における先駆者として、人類のより良い生存をかちとるための
 新しい福祉社会を樹立することを建学の使命とする。