アイソトープ研究センターの運用にあたっては、各研究者を信頼し、自主規制の中で自由に使用することを基本方針としており、施設もその基本に沿って整備されています。
利用登録を行った研究者は、IDカードを入退出管理システムに反応させることによりセンターに入退出でき、同時に当該者の氏名と入退出時刻が自動的に記録されます。
館内設備等
放射線管理室
放射線管理総合システム及び入退出管理システムの中央監視盤の他、空調制御盤、館内ITV装置の操作盤などが
ある。また、館内は24時間カメラにより監視および録画されている。
入退出管理装置
人の出入りを、非接触式のIDカードにより管理している。
汚染検査室
入退出管理装置と連動したハンドフットクロズモニタが2台ある。
廃棄物保管室
RIで汚染された廃棄物の保管場所である。
実習室
医学部、保健学部などの学生実習の他、RI安全取扱講習会、産業医学基本講座などの実習にも利用される。
RI測定分析室
Ge半導体放射線検出器システム、低バックグラウンド測定装置などがあり、環境試料などの極低レベルの放射能も測定できる。
X線照射室
実験用X線発生装置(PANTAK、HF-320型)がある。
RI貯蔵室
RI用鉛しゃへい冷蔵庫、冷凍庫、保管箱などがある。入室の際にはIDカードが必要である。
実験室
ドラフトチャンバーなどを備えた実験室で、このような部屋が全部で17室ある。
準備室
超低温槽、分光光度計、高速液体クロマトグラフィー、製氷機、純水製造装置、実験器具洗浄機、乾燥器などがある。
測定室
液体シンチレーションカウンター、ガンマカウンターなどがある。
画像解析室
バイオイメージアナライザー(FLA2000、FLA5000各1台)があり、オートラジオグラフィーによる解析などに利用される。
バイオハザード実験室
P2レベルの設備を持つ実験室である。
超遠心機室
超遠心機の他、各種遠心機がある。
低温実験室
プレハブ構造のコールドルームがある。
培養実験室
CO2インキュベータ、ふ卵器、クリーンベンチ、各種顕微鏡などがある。
RI動物飼育室
RIを打ち込んだ動物を飼育するための部屋で、RI動物飼育用フード、ドラフトチャンバーなどがある。
RI使用動物処置室
使用済の実験動物の処置室で、RI動物乾燥機、動物破砕機などがある。