1) |
北九州リハビリテーション科専門医養成コース(本コース)は、日本リハビリテーション医学会が認定するリハビリテーション科専門医を取得するための全く新しい臨床研修制度であり、いわゆる「大学医局入局」ではなく、「労働力確保や病院維持のための勤務」でもありません。 |
2) |
本コースは、北九州市内の認定研修施設であるリハビリテーション医療機関(回復期リハビリテーション病棟、急性期総合病院)、北九州リハビリテーション医会(北九州市医師会の分科会で協力を依頼予定)、産業医科大学リハビリテーション医学講座が共同で「北九州リハビリテーション科専門医養成委員会(本委員会)」を結成し、本コースを運営します。 |
3) |
本コースは、リハビリテーション科専門医取得を目ざし、自らの意志で本コースを選択した医師に対して、日本リハビリテーション医学会専門医制度卒後研修カリキュラムに基づく臨床研修を認定研修施設で実施できるようにし、日本リハビリテーション医学会が規定する受験資格を満たし、専門医試験に合格し専門医になることを支援します。 |
4) |
これまで多くのリハビリテーション科専門医を養成してきた産業医科大学リハビリテーション医学講座(プログラム・ディレクター 蜂須賀研二)が臨床研修全体および各種勉強会を企画し、専門医養成に熟練した教員スタッフが助言や指導をします。また、医療機関の現場では、日本リハビリテーション医学会により認定された指導責任者の指導のもとで、実際に患者の主治医となり臨床研修を行います。 |
5) |
北九州市内には特色ある優れた認定研修施設があり、これらのリハビリテーション医療機関をローテーションして幅広い知識と技能を身につけることができます。接する機会の少ない小児リハビリテーション、切断リハビリテーション、その他の特殊疾患のリハビリテーション、さらにはデイケア・デイサービスを含む維持期リハビリテーションも、このコースの中で経験できるように調整いたします。また、脳卒中や整形外科の急性期医療など、未経験の領域があれば希望に応じて研修できるようにします。 |
6) |
認定研修施設の施設長または指導責任者は、北九州リハビリテーション医会の主要メンバーであり、北九州市医師会(かかりつけ医)、回復期リハビリテーション病棟、急性期総合病院、産業医科大学とのネットワークの中で、地域連携や脳卒中連携パス運用のもとで、リハビリテーション医療の本質を体得することができます。 |
7) |
これらの医療機関ではほぼ統一された雇用条件が確保されています。また、これらの医療機関は全て北九州市内にあり同一住居から通勤が可能であり、例え研修先をローテーションしても転居等は不要です。 |