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研究グループ紹介

現在進行中研究

画像・分子薬理グループ

産業精神保健グル

分子遺伝学グルー

 

 

 

現在進行中の研究

 

・精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究(EGUIDEプロジェクト)

 

全国の 30 以上の精神科医療施設が参加する「精神科医療の普及と教育に対するガイドラインの効果に関する研究:Effectiveness of GUIdeline for Dissemination and Education in psychiatric treatment」(略称 EGUIDEプロジェクト)を開始しました。EGUIDEプロジェクト は、精神科医に対してガイドラインの教育の講習を行い、ガイドラインの効果を検証する研究を行うものです。

精神科領域において、治療ガイドラインの効果を検証した研究は未だなく、全く新しい試みであると言えます。今後、EGUIDEプロジェクト を推進することにより、精神科医に対するガイドラインを用いた教育が行われ、より適切な治療が広く行われることが期待されます。

 

 詳しくは 

 

 

産業精神保健グループ

 

グループリーダー:堀 輝


産業医科大学精神医学教室の産業精神保健グループでは、産業精神医学に根差した研究を行っております。現在大きく分けて5つの研究を行っております。

【1】一次予防を主眼においた研究

ストレスチェック制度が始まり、うつ病をはじめとした精神疾患の一次予防が注目されております。我々は、睡眠覚醒リズム、運動、食事などから職場のメンタルヘルスを高めることにより精神疾患の予防に寄与できるのではないかと考えております。現在もいくつかの論文発表や学会発表を行っております。

1)Ikenouchi-Sugita A, Yoshimura R, Sugita K, Hori H, Yamada K, Sakaue M, Nakamura J. The effects of a walking intervention on depressive feelings and social adaptation in healthy workers. J UOEH 35(1): 1-8, 2013

2)堀 輝、香月あすか. 運動によるうつ病・うつ状態予防効果及びうつ病治療における運動療法の可能性. 進化する運動科学の研究最前線, 株式会社エヌ・ティー・エス, 東京, 248-257

 

【2】うつ病、双極性障害、統合失調症患者の復職成功、

       復職継続につながる因子について検討する研究(STAND UP JOE STUDY

 今までの通常治療ではなかなか復職成功、復職継続が困難であることが分かっています。復職継続予測因子が徐々に明らかとなり、さらにその部分の改善につなげることで就労継続率の改善や認知機能障害や社会機能の改善、ベンゾジアゼピン系薬剤の減量につながること、質の高い睡眠を得ることが可能であることがわかってきました。これにより精神疾患に罹患した勤労者の復職成功を高めることが可能となりつつあります。実際に、最近では復職決定時に活動性が保たれている勤労者うつ病患者のほうが有意に復職継続率が高いことなどを報告(Morita et al., 2016)しております。このように、地道に研究継続することで少しずつではありますが、研究成果を出すことができています。

1)堀 輝、香月あすか、西井重超、柴田裕香、菅健太郎、末永卓也、吉村玲児、中村純. 認知機能を考慮した統合失調症患者への薬物療法を考える〜就労を見据えた薬物治療戦略〜. 臨床精神薬理 17(5): 665-671, 2014

2)堀 輝、杉田篤子、香月あすか、西井重超、柴田裕香、菅健太郎、中村純. うつ病診療と運動. 臨床と研究 91(5): 635-638, 2014.

3)Nishii S, Hori H, Kishimoto T, Nakmura J. A successful case of dose reduction in etizolam dependence using fine granules: a case report. Int Med Case Rep J 7, 121-122, 2014

4)堀 輝、杉田篤子、香月あすか、吉村玲児、中村純. 勤労者における運動療法の可能性〜うつ病の予防から治療、社会復帰まで〜 第36回日本生物学的精神医学会, 奈良, 2014

5)香月あすか、堀 輝、柴田裕香、西井重超、菅健太郎、中村純. 復職決定時におけるうつ病勤労者の認知機能〜健常勤労者との比較〜. 21回日本産業精神保健学会, 北九州, 2014

6)堀 輝、香月あすか、守田義平、西井重超、柴田裕香、菅健太郎、吉村玲児、中村純. 復職決定時におけるうつ病勤労者の活動性の評価と復職継続率. 11回日本うつ病学会, 広島, 2014

7)柴田裕香、堀 輝、香月あすか、西井重超、菅健太郎、中村純

復職決定時におけるうつ病患者の睡眠効率. 11回日本うつ病学会, 広島, 2014

8)Morita G, Hori H, Katsuki A, Nishii S, Shibata Y, Kubo T, Suga K, Yoshimura R, Nakamura J. STAND UP JOE Group. Decreased activity at the time of return to work predicts repeated sick leave in depressed Japanese patients. J Occup Env Med 2016; 58(2): e56-57

 

【3】うつ病患者のリワークを目的とした集団精神療法の効果の検討

 このプログラムは短期リワークプログラム(ステップUPグループ)を組み、個別性に富んだプログラムの構成を考えています。短期集中型のリワークプログラムでいかに復職成功率を高めるかに注目が集まっています。アクチグラフなどの半客観的な指標を用いた取り組みの成果も近年学会発表などを行っております。

1)玉崎愛美、松元知美、矢吹亜美、堀 輝、中村純. 当院のうつ病患者を対象としたリワーク支援プログラム@. 67回九州精神神経学会, 福岡, 2014

2)堀 輝、秋山剛. 産業精神保健における集団認知行動療法の活用. 産業精神保健22(4): 267-271, 2014.

3) 松元知美、玉崎愛美、堀 輝、中村 純:当院の集団精神療法を中心としたリワーク支援プログラムにおける試み. 111回日本精神神経学会, 大阪, 2015

 

【4】産業医学現場における簡易型認知行動療法の効果検討

 この研究は、教室出身者の産業医の先生方がネットワークを組んで、うつ状態の勤労者が復職後に自己学習型の認知行動療法プログラムを行うことでコスト面や復職継続につなげるための研究を行っています。

 

【5】リワークマニュアルの有効性の検討

 勤労者うつ病患者の復職成功率は決して高いものではありません。そのため、現在全国各地でリワークプログラムなどが盛んに展開されています。しかし、リワークプログラムはどこでも、だれでも受けれるような体制は整っていません。休職期間の問題や地理的な問題がその背景にはあります。そこでNTT関東病院の秋山先生を中心にリワークマニュアルを作成し、その効果試験をおこなっております。20159月から開始となっておりその成果が期待されています。

 

 このように我々のグループでは精神科臨床と産業精神保健現場をつなぎかつ有用な研究を今後行っていくつもりです。是非、興味のある先生が一緒に前向きに楽しく研究をして、メッセージ性のある研究を行っていきたいと考えております。また、共同研究もどんどん行っていきたいと考えております。よろしくお願いします。

 

脳画像・分子薬理・認知機能研究チーム(BRAIN CLUB) 

大切なことは何も疑問をもたない状態に陥らないようにすることである-A Einstein- 

グループリーダー:吉村 玲児

 

さまざまな精神神経疾患を対象に、産業医科大学放射線科学講座との共同でmagnetic resonance imaging(MRI)magnetic resonance spectroscopy(MRS)を用いて、遺伝子-蛋白-脳形態変化-脳内線維走行異常-脳内N-acetylaspartate(NAA)濃度との関連の検討、さらにはBrief Assessment of Cognition(BACS)Iowa Gambling Task(IGT)などを用いた認知機能との関係についても検討を行っています。定期的なLab Meetingや放射線科とのResearch Meetingも開催しています。最近は、精神神経疾患患者の喫煙やカフェイン摂取、抗精神病薬が神経走行や認知機能や代謝・耐糖能機能におよぼす影響などについても精力的な探索研究を行っています。これらの研究の一部は大阪大学・藤田保健衛生大学・北海道大学・関西医科大学・国立精神神経医療研究センターとの多施設共同研究として行われています。そして、これまでに多くの興味深い知見が得られており、その結果は日本臨床精神薬理学会Paul Janssen賞や日本統合失調症学会最優秀賞、福岡県医師会学術奨励賞などを受賞しています。以下に最近の代表的研究内容報告を示します。 

 

1)

脳由来神経栄養因子(BDNF)血中濃度のストレスやうつ病バイオマーカーとしての可能性についての一連の研究報告(Text Book of Toxicology, Springer, New York, NY, USA, 2014). 

2)

未治療大うつ病患者で変化する蛋白解析の探索的研究(投稿準備中). 

3)

Heavy smokersでは脳梁の神経走行に異常が認められる(Plos One, 2014). 

4)

抗精神病薬の多剤併用から単剤投与への認知機能や臨床症状変化への影響(BMC J, in press, J Psychiatry Res, 2014; 2013, J Clin Prac Psychiatry, 2013). 

5)

未治療大うつ病患者でのCOMT遺伝子・BDNF遺伝子多型と脳内神経走行との関連についての研究(Neuropsychiatry Disorder and Treatment, in press). 


我々BRAIN CLUBは日常の臨床疑問に基づいたテーマから仮説を立て、計画を立案しリサーチを実施し、その結果を臨床に還元することをモットーに研究を進めています。BRAIN CLUBから、精神科臨床やメンタルヘルスに実際にすぐ役立つ情報が発信できるように、メンバー一同楽しみながらリサーチを続けていきたいと意欲にあふれています。興味にある方の参加をいつでもお待ちしています。また、共同研究のご提案などはyoshi621@med.uoeh-u.ac.jpまでお願いいたします。

 

分子遺伝学グループ

 

グループリーダー:新開 隆弘


分子遺伝学グループでは、精神疾患の病態解明やオーダーメイド医療の実現を念頭に研究を進めています。現在は、統合失調症やアルツハイマー型認知症の原因遺伝子を検索するなど、抗精神病薬の副作用発現の原因を分子遺伝学の分野から研究しています。またニコチン依存の遺伝学的な病態解明を行いながら、禁煙、分煙対策など、産業医学の分野にも貢献できるように研究を進めているところです。さらに、国際的な視野に立ち、カナダ・トロント大学や台湾・高雄医科大学との研究交流もあり、研究者の双方向の往来をしています。
また定期的に基本的な遺伝学や統計の勉強会も行っています。 当研究グループは少人数のグループですが、少ないメンバーだからこそ、仲良く、アットホームな雰囲気の中で少しずつ研究を進めています。 私たちと一緒に楽しく研究をしてみませんか?興味がある方は是非、見学に来てください。

 

文責:精神医学 吉村 玲児 / 新開 隆弘 / 堀 輝 更新日:2017/7/24

 

807-8555 北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1

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