学生に対する教育内容

薬理学一般および神経薬理学

薬物が生体のどの部位に どのように作用してその機能を修飾するかを理解させ、薬物がどのような症状を改善するか、さらにはどのような疾患の治療に応用できるかを学習させる。講義は神経薬 理学に重点を置いてはいるが、薬理学全体が把握できるように構成している。詳細な 講義内容は以下の通りである。

〈主な講義内容

1. 実験薬理学序説
2. アセチルコリンとノルアドレナリン
3. 神経伝達物質と薬物の作用点
4. 副交感神経作動薬
5. 神経筋接合部に作用する薬物
6. 神経筋に作用する薬物
7. 交感神経作動薬
8. アドレナリン性受容体の遮断薬
9. 心不全の治療に用いられる薬物
10. 不整脈の治療に 用いられる薬物
11. 狭心症の治療に用いられる薬物
12. 利尿薬
13. レニン-アンギオテンシン系に作用する薬物
14. 高血圧の治療に用いられる薬物
15. 精神病の治療に用いられる薬物
16. 吸入麻酔薬と静脈麻酔薬
17. 催眠薬と鎮痛薬
18. てんかんの治療薬
19. パーキンソン症候群の治療薬
20. 薬理ゲノミクス
21. 糖尿病の治療に用いられる薬物
22. ヒスタミンと抗ヒスタミン薬
23. 消化性潰瘍治療薬
24. 非ステロイド性抗炎症薬
25. 副賢皮質ホルモン
26. プロスタグランディン
27. 喘息治療薬
28. 痛風治療薬
29. インシュリン製剤と経口血糖降下薬
30. 薬理学的視点からの漢方医学
31. 薬理学総論

教科書:
Goodman & Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics,
11th Edition,
編集者 Hardman JG.他 (MacGraw-Hill)


〈実習〉

1.動物の自発運動と脳内アミン
2.心臓・血圧に影響を与える薬物
3.腸管平滑筋及び骨格筋に作用する薬物
4.自律神経活動バランス

[文責 : 薬理学講座 更新日:2011年4月6日]