泌尿器科

1 概要 

 産業医科大学若松病院開設から泌尿器科はこれまで週3日(月、水、金)の外来診療のみで、入院加療が必要な患者様におきましては産業医科大学病院に紹介し、入院待ちの期間も長くご迷惑をおかけしました。そこで2014年12月から常勤医を置くことで手術および入院が必要な患者様も積極的に診療していくことと致しました。

 

2 特色

(1) 外来診療

  泌尿器科全般を診療致します。これまで外来診察のみでも可能であった前立腺肥大症や神経因性膀胱、過活動膀胱などの排尿に関する疾患はもとより、今後は泌尿器癌の外来治療に力を入れていきたいと考えております。たとえば、去勢抵抗性前立腺癌に対する外来抗癌剤治療、腎癌の転移・再発症例に対する分子標的療法はすでに行っております。副作用による緊急入院が必要な場合も当科で対応させていただきます。
 なお、外来の受付時間は、火・水・木曜日が14時30分までで、月・金曜日が11時までです。
 診療は、予約および受付順ですが、患者さんの病状や検査結果などから順番が変更になる場合がありますのでご了承ください。

 

(2) 入院診療

 入院診療ではクリニカルパスを利用しながら入院日数の短縮に努め参ります。毎週月曜日の午後から行う手術はもちろんのこと、前立腺癌の診断確定に必要な経直腸的前立腺生検、尿路上皮癌に対する抗癌剤治療も入院のうえで開始致します。また、泌尿器科的緊急処置を要する患者さん(尿閉、腎・尿路・生殖器外傷、ウロゼプシスなど)も多く積極的に診療して参ります。
 なお、ウロゼプシス(uro-sepsis)とは、泌尿器科に特異的、すなわち腹膜腔/骨盤腔に特異的な敗血症のことで、稀でありますが重要な病態です。尿管狭窄・閉塞、水腎症、尿管損傷を伴っており尿路結石が原因のことが多いです。抗菌薬だけでは治癒が望めず、ドレナージ(排膿)が必要です。
 

3 手術

 毎週月曜日の午後を手術日に当てており、膀胱癌に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術、前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺切除術を中心とした内視鏡手術を中心に行って参ります。なお、包茎、陰嚢水腫などの手術も積極的に行っていこうと考えております。なお、常勤医は1人ではありますが産業医科大学病院の分院であるため本院と連携することで、人手を要する手術であっても本院へ応援を依頼して当院で施行可能な場合もありますし、当院での施行が困難と判断すれば速やかに本院へ御紹介することが可能となっております。 

 

泌尿器科スタッフ