ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI


「神経活動を自分の目で見よう!〜蛍光イメージングを用いて〜」

 
ー2012年7月16日(月・海の日)に開催されました−

  高校生を対象としたイベント「ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜」が7月16日(月・海の日)に開催されました。この企画は、(独)日本学術振興会が、科研費の意義とその研究成果を広く知ってもらうために、全国の大学や研究機関から企画を公募し実施しているものです。

 当大学での開催はこれが2回目で、今回は「神経活動を自分の目で見よう!〜蛍光イメージングを用いて〜」のテーマでプログラムが構成されました。当日は21名の高校生が参加し、地元の高校を中心に関東や関西からの参加者もいました。河野学長の開会挨拶に始まり、午前中は神経活動の基本的な仕組みや蛍光イメージングの基本知識、当研究室での研究紹介などの講義が行われました。午後は、小グループに分かれて、・活動電位の観察、・筋放電の観察、・光る神経細胞の観察、・パッチクランプ法の実習を体験しました。自分たちで実際にカエルから神経を取り出し活動電位を観察した他、蛍光タンパクを組み込んだトランスジェニックラットの脳標本で実際に光る神経細胞(ニューロン)を観察しました。赤や緑に光る神経細胞が見えたときには、参加者から喜びの表情が見られました。最後に、各グループから実験結果と考察の発表が行われ、河野学長より一人一人に「未来博士号」が授与されました。

 今回のひらめき☆ときめきサイエンスを通じて、参加した高校生に科学の楽しさ、難しさ、不思議に触れて頂けたものと思っています。開催にあったっては、参加者募集等で多くの大学関係者の皆様にご協力を頂き誠にありがとうございました。







                                   [文責:第1生理学教室 最終更新日:2013年11月1日]