産業医科大学医学部 第2内科学 産業医科大学
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産業医科大学第2内科学教室便り 2010年度 第4号

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産業医科大学第2内科学教室便り

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巻頭言

2011年若松病院新設
第2内科学教授 尾辻 豊 

 2011 年度のご挨拶を申し上げるとともに2010 年度のご報告を申し上げます。
東北関東大地震の被災者や福島原発事故で苦しんでおられる方々をテレビで拝見しますと、胸が苦しくなります。日本中の人が苦しんでいるばかりでなく、海外の人達も心配してくれています。私自身にも海外の友人から何通もメールがきました。中には10年ぐらい音信不通だった人まで心配してくれました。被害にあわれた方に謹んでお悔やみを申し上げますとともに東北関東の一日も早い復興を願っております。また、写真のクールビズで大変失礼いたします。昨年までは毎日ネクタイをしておりましたが、今年はさすがに省電力に協力しないといけないと思い、ネクタイをしないよう にしています。2010年度の医局にとって最大のニュースは、北九州市立若松病院が産業医科大学若松病院になるということでした。産業医科大学病院はベッドが不足しています。常時病床稼働率が93-95%ぐらいあり、救急も含めて新規入院が難しい状況が続いています。全国の私立大学医学部病院の中でも産業医科大学病院の病床稼働率はトップです。これは必ずしも良いことではありません。救急部の受け入れを含め、新患の入院は必然的に難しくなります。同門の先生方から新患や急患の御紹介がある時に当科がしばしば対応できない大きな理由となっています。また、ベッドが不足していることによりもう一つの問題があります。産業医科大学病院の618床では、学生教育を完結してはいけない(すなわち産業医科大学単独で学生教育をしてはならない)という決まりがあります。そのために産業医科大学では北九州の他病院といっしょに学生教育を行っています。1980年前後に新設医科大学が次々と誕生しました。その殆んどのベッド数は600床あまりで、学生教育が単独では完結できない状態でスタートしました。しかし、このような新設医科大学で現在でも単独で教育を完結できないのは産業医科大学を含めて全国に二つだけです。今後は産業医科大学だけで学生教育を完結できるようになります。このような背景で産業医科大学若松病院が誕生することになりました。この話を最初に聞いたのは昨年の3-6月ぐらいでした。若松病院新設は間違いなく産業医科大学にとって1978年の大学創設以来の一大事業です。新病院がうまく行く行かないは存続を含めた産業医科大学の将来に大きく影響します。そこで新病院第2内科担当部門の診療科長としては当科のエースを送ろうと即座に考えました。そして岡ア昌博先生を考えました。岡ア先生と最初にお会いしてから約5年ですが、能力・人格ともに非常に優れた医師であることに確信を持っています。冠動脈疾患の診療レベルも高く、基礎実験や臨床研究の指導もでき、医局員からの信頼も厚いということを何度も何度も見てきました。幸いに彼も若松病院赴任に賛同してくれました。これで一安心しています。産業医科大学若松病院の循環器内科、腎臓内科は、新しい形の大学病院の診療科です。スタッフ3名(診療教授1名、助教2名)と専門修練医3名の枠があり、当面はスタッフ3名と専門修練医2名の合計5名でスタートします。大学病院の診療科としては小さな科であり若松の地でどのような診療科を目指すのか?、医生ヶ丘の第2内科とどのように連携をとって行くのか?等、未だ答えの見えていないことに挑戦していかなければなりません。岡ア昌博先生はこの難題をきっと解決してくれると期待しています。

この他、平成22年度は様々なことが医局でありました。診療面では、循環器・腎臓のそれぞれが努力して向上が見られていると思います。詳細は本誌の他のところをご参照ください。中でも不整脈アブレーションで大きな発展がありました。昨年4月から荻ノ沢泰司先生が帰学して積極的に取り組んでいます。この1年間で48例にアブレーションを行い、成功率も98%(再発率6%)と非常に良い成績を収めています。心房細動や心室性頻拍のアブレーションも行っており、今後各種不整脈に取り組んで行くことと思います。1年以上前から心電図判読のシステムを変えようと取り組んできました。年間 14000件ぐらいの心電図を専門修練医が毎日1時間ぐらいかけて判読していました。これを「要判読」が選択された心電図だけの判読にしたいと要望を出しておりましたが、ようやく実現いたしました。1年以上かかりましたが、専門修練医の負担はずいぶん減ったと思います。2009年に始めたソウルのアサンメディカルセンターとの共同研究会(響灘心臓血管エコー倶楽部の会として行いました)ですが、2010年は私達がソウルに行きました。アサンメディカルセンターは、現代カンパニーが経営する韓国で最大規模を誇る病院であり、年間に1000例以上の心臓外科手術を行っているところでした。心エコーの検査室が24あり、質の高い診療を超大規模に行っていました。交流を深めてお互いの発展を図りたいと思っています。産業医大の症例数では世界レベルの臨床研究がなかなかできませんので、今後はアサンメディカルセンターとの共同研究で世界を目指したいと思っています。2010年2月の研修報告会も昨年に続いて心臓血管外科と共同で行いました。今回は第2内科・心臓血管外科ともに入局者の多い年で賑やかな会になりました。翌日の実習教育は、心臓血管外科はウェットラボ(豚の心臓の解剖や手術実習)、第2内科は心臓カテーテルのシミュレーターを使っての実習を行いました。昨年に引き続き好評だったと思います。入局者をもっと増やせるように努力を続けて行く所存です。また、研究におい ても高度な研究ができるよう努力しております。前述しましたようにアサンメディカルセンターとの共同研究が実現できれば世界への扉となると思います。圧倒的に多くの症例数を誇る彼らと共同研究をするためには他に類をみない(すなわち彼らが考えておらず大いに興味をそそる)アイデアが必要です。臨床上の問題点を考え抜いて独創的・魅力的なアイデアを出して行かねばなりません。また、今年度末で海外留学から二人帰ってきましたし、国内の出張から帰ってくる人も複数名います。新しい風が医局で新たな研究に結びつくのではと期待しています。

現在の医局はこのよう状況です。全力で取り組んでおりますので今後とも御支援・御鞭撻をどうぞよろしくお願い申し上げます。

産業医科大学第2内科学教室便り 2010年度 第4号

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1 巻頭言 1,357KB
2 同門会ご挨拶 1,416KB
3 医局一年の歩み 記念写真 新任・昇任スタッフの自己紹介 10,463KB
4 学外からの新任挨拶 1,742KB
5 新入教室員自己紹介 2,090KB
6 新研修医便り 2,049KB
7 外来・病棟この一年(平成22年度) 3,579KB
8 学生教育について 1,567KB
9 研究室一年の歩み(平成22年度) 5,694KB
10 国外からの便り 3,494KB
11 東日本大震災における医療支援報告 3,171KB
12 OB会員の先生方からの便り 11,313KB
13 教室職員紹介 1,752KB
14 関連施設便り
  1 学 内 2,154KB
  2 学 外 13,474KB
15 学内行事(病診連携会、大学院講義) 7,928KB
16 2010年度業績集
  1 論 文 560KB 1.原著(英文)、2.原著(和文)、3.著書、4.著書(英文)、
5.総説(和文)、6.その他著作
  2 学 会 551KB 7.国際学会、8.国内学会(総会)、9.国内学会(地方会)
  3 研究会 522KB 10.研究会(国際)、11.研究会(全国)、12.研究会(地方会)
  5 受 賞 506KB 14.受賞
  6 紹 介 1,664KB 15.紹介記事、インタビュー記事、テレビ出演など
  7 研究費 509KB 16.研究費獲得
17 あとがき 685KB

産業医科大学医学部第2内科学講座 更新日:2011年10月5日 文責:津田 有輝


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