医局員コラム

■第38回呼吸器内視鏡学会総会に参加して  内村 圭吾
 

 お久しぶりです。6年目の内村です。先日第38回呼吸器内視鏡学会学術集会に参加させていただきましたの御報告させていただきます。

3月まで半年間、国がん(国立がん研究センター中央病院内視鏡科)にて研修をさせていただき、さらにマニアックになった私にとってはかなり充実した学会でした。
6月11日(1日目)私は、「気管支鏡検査における迅速細胞診の進歩と問題点」というワークショップにて、「気管支鏡検査における末梢肺病変に対する迅速細胞診の検討」という演題にて発表させていただきました。EBUS-TBNAによる迅速細胞診(ROSE)に関しては多くの論文がありますが、末梢肺病変に対しても行うべきではないかというものになります。国がん内視鏡科の症例においては、定期的な呼吸器細胞診の教育を受けた呼吸器科医によって判定された末梢肺病変に対するEBUS-GSのROSEは細胞診専門医の判定と遜色なかったという結論でした。実際に細胞診について詳しいことを聞かれ、上手く答えられないこともありましたが(国がんの土田先生に助けていただきました)、皆さん興味をもたれていることを実感できました。

学会ではマニアックと思われる内容が多いですが、やはり新しい知見もあり、勉強になりました。私はシンポジウムを主に聞いていましたが、今回の学会で一番気になったのは、細径のエコープローブが入る極細径スコープの話と、がんセンターを含んだ施設で使われていた細径1Tの話です。市販され、実用できることを強く望みます。

12日(2日目)には石本先生、加藤先生、花香先生のポスター発表がありました。3演題とも、EBUS-TBNAに関する発表でしたが、質問も多くあり、充実した内容でした。もうポピュラーな手技になっているのかもしれませんが、当科がEBUS-TBNAを頑張っていることを伝えられたのでは、と思います。

 また、以前の研修先の先生方と近況報告や、実際それぞれの施設での問題点等を話し合うことができ、すごく刺激になりました。夜は笹田先生、出雲先生を中心とした、国がんスタッフ・レジデント、大阪府立呼吸器アレルギー医療センターの先生方とお話をしながら、食事をさせていただきました。これからの新しいデバイスの話もあり、手技に関する臨床的な疑問についての話もあり、楽しい内視鏡漬けの生活を思い出しました。環境は違えど、みんな良い意味で「マニア」で、患者さんのために頑張っていることが印象的でした。産業医大も負けないようにしないといけません。

 充実した時間を過ごさせていただきました。病棟を守って下さった呼吸器内科の皆様、御指導いただいた国立がん研究センター中央病院内視鏡科の先生方、本当にありがとうございました。





















文責:呼吸器内科学
更新日:2015年6月26日