医局員コラム

■ 第33回日本呼吸器内視鏡学会九州支部総会 ; 川波 敏則

 


 本年の日本呼吸器内視鏡学会九州支部総会が、8月21日に門田淳一教授(大分大学医学部総合内科学第二講座)を会長として、大分県医師会館で開催されました。

(ご挨拶をされている門田淳一教授) 

 我々は、前日から迎教授とともに総勢6名で前夜祭(非公式)にも参加いたしました。門田会長、阿部先生、石井先生の大分大学の先生方、石松先生、原田先生を始めとした長崎大学第二内科免疫室の皆様と一緒に、翌日の学会での作戦を練り準備万端にし、また親交をさらに深めさせていただきました。皆様たいへんお世話になりました。

 (前夜祭での集合写真)はブログを参照下さい。

 さて、学会当日ですが、門田教授の会長のご挨拶で始まりました。会長挨拶にもありましたように、朝から学会場の外は36℃と異常に暑い日でしたが、会場内も参加者の熱気に溢れ非常に熱い議論が交わされておりました。

 当科からは、原可奈子先生と山崎啓先生の2人が発表いたしました。原先生はNocardia abscessusという比較的稀な肺ノカルジア症の1例を、山崎先生は非結核性抗酸菌症に嫌気性菌の混合感染が疑われた1例を発表しました。会場から質問やアドバイスを多数いただきました。特に、山崎先生の発表には大きな反響があり、近年、嚢胞性線維症患者の気道検体から嫌気性菌が多数検出されることが報告され、慢性下気道感染症と嫌気性菌感染が今後注目となりそうです。発表後にも、門田教授からいくつも貴重なご意見を賜りました。今後の研究にも、是非役立たせていきたいと思います。

(発表中の原先生)

(座長をされている矢寺先生)

 他にも印象に残った症例や講演が盛り沢山でしたが、特に福島県立医科大学の石田卓先生の特別講演で、ナビゲーションシステムを用いた気管支鏡検査-末梢病変と中枢リンパ節へのアプローチ―というタイトルで、仮想気管支鏡検査Bf-NAVIを用いた気管支鏡システムについてご講演がありました。医学と工学のコラボレーションによって新たな技術の発展に驚きました。

 以上、いろいろな知識を吸収し、体験できた、大分での学会紀行でした。





文責:呼吸器内科
更新日:2010年8月22日