医局員コラム

■ 新任紹介 石本裕士 


 はじめまして、10月1日からお世話になっています石本裕士と申します。1999年に長崎大学を卒業、同第2内科に入局し、呼吸器免疫室(びまん性肺疾患グループ)に所属しておりました。2008年からは、長崎県佐世保市の佐世保市立総合病院にて勤務しておりました。今回、迎教授にお声をかけいただき産業医科大学にて勤務させていただくこととなりました。北九州は始めてで何かとご迷惑をおかけするかと思いますがよろしくお願いいたします。



 さて、これは長崎大学病院から佐世保に転勤したころの免疫室スタッフです。長崎大学病院では、びまん性肺疾患を中心に様々な経験をさせていただきました。その中でも、間質性肺炎の急性増悪に対する治療に最も興味がありましたので、NPPVを含めて、人工呼吸器の扱いには、日夜、患者さんの呼吸状態をみながら頑張っていました。また、当時、日本医大から症例報告がなされたエンドトキシン吸着カラムを用いた血液浄化療法、いわゆるPMX療法も、迎教授(当時、免疫室チーフ)の後押しもあり積極的に導入しました。



 佐世保市立総合病院の外観です。長崎県佐世保市は、人口およそ25万人の造船および米海軍、自衛隊基地を中心とした港町です。佐世保市立総合病院は、600床弱の急性期病院です。長崎県の県北および佐賀県西部の医療圏において中核的な役割を担う病院です。



 呼吸器内科は副院長先生+スタッフ4名+レジデント1名の6名体制で、80床程度を担当する診療科です。病院の性質として、積極的な治療が必要な患者さんが集中していましたので、常に忙しく働いておりました。癌の診療が特に多かったですが、多くの患者さんや、そのご家族(場合によってはご遺族)からたくさんのことを学ばせていただきました。

 あまりの忙しさに、日々、目の前の事をこなすばかりとなりがちでしたが、みんなでスキルアップをすれば余裕も生まれるはずだと考えて、院内の看護師さんを対象に、呼吸ケア勉強会を2週間に1回、計画的に行うなどしました。今春の診療報酬改定で設立された呼吸ケアサポートチーム加算の算定を目指した取り組みとして、呼吸ケアサポートチーム(RST)の立ち上げにも頑張りました。

 RSTは、救急医、歯科医、理学療法士、臨床工学技師、看護師、歯科衛生士そして呼吸器内科医などからなる、他職種で構成されるチームであり、人工呼吸器からの早期離脱を目指す活動を行いました。また、若輩ながら診療科長の任を頂いておりましたので、病院経営にも微力ながらも貢献しようと事務職員のみなさんに色々教えていただきながらDPCの勉強もしました。このコラムを書きながら、改めて、本当にたくさんのスタッフに支えていただいて仕事をしてきたのだと改めて感じております。

 今回の転勤によって、生活環境が一変しましたので、不安がないと言えば嘘になりますが、早く産業医科大学と北九州の医療に貢献できるように努力したいと思っています。それが、私を育ててくれた長崎大学関連の医療スタッフ皆さんに対する感謝の表出かと思いますし、自分自身が楽しめるようになりたいと思っています。精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。









文責:呼吸器内科
更新日:2010年10月25日