医局員コラム

■ 近況報告:生越 貴明 産業医科大学若松病院)


 4月より産業医大若松病院の外来医長を務めさせていただいている生越貴明(おごし たかあき)と申します。ご存知の通り産業医大若松病院は本年4月に北九州市立若松病院から移譲された病院であります。しかし、当科は市立病院に呼吸器内科がなかったために完全な立ち上げとなっております。吉井診療教授のもと開院4ヶ月たち、病院及び当科としての方向性が少しずつみえてきたと感じますので報告をさせていただきます。

 大学病院の分院であるために、大学と同様に臨床治験などアカデミックな所を維持する一方、また市中病院以上に近隣の開業医の先生方との関係性が重要であることを改めて認識しております。吉井診療教授は「若松区内のCOPD診断率98%」目標に若松の開業医の先生方、及び市民の皆様を対象に講演、討論などをされており、当科が若松区の健康、開業医の先生方に少しでも貢献できるよう吉井先生のご指導のもと小生も頑張る次第です。

 若松病院の良い所は大学病院にも関わらず、小規模であり市中病院以上に他科との連携がとりやすいことだと思います。現在、小生外来医長の中で一番下でありますが、他科との垣根は低く、また現在当院にいらっしゃる先生は経験もあり優秀な先生が多いため毎日他科の先生に何度も症例のご相談をさせていただき、他臓器疾患についても日々勉強させていただいております。これは、専修医の先生にとっても同様で非常に勉強になるかと考えます。

 また目標として大学病院の一部であるために本院の臨床研究を継続しつつ、当院からも何らか発信できれば良いかと思います。実際当科で行なっていることとして、「CTからのバーチャル気管支鏡を全例作成によることにより気管支鏡診断率の向上」、当院他科の先生のもと始めることができた「IgG4疾患のCT画像所見の蓄積」などを、何らかの形で今後若松病院からも発信できればと思います。

 改善点もたくさんありますが、少しずつ改善していき若松戸畑地区に少しでも貢献していく次第であります。今後ともご指導のほど宜しくお願いいたします。


(図上:7/29若戸大橋花火大会で病院のベランダから撮影した打ち上げ花火(右)と若戸大橋からのナイアガラ花火(左端)、図下:病院の中から花火鑑賞をする患者様及び病院スタッフ)





文責:呼吸器内科
更新日:2011年8月17日