医局員コラム

産業医科大学呼吸器内科での研修を振り返って
     :健和会大手町病院 総合診療科 後期研修医 佐藤奈緒 

産業医科大学呼吸器内科で本年1月より3ヶ月間、研修をさせていただいた佐藤奈緒と申します。

 私は、20093月に佐賀大学医学部を卒業後、初期臨床研修は北九州市小倉北区にあります健和会大手町病院で行い、昨年4月からは同院総合診療科・後期研修医として所属しております。

 総合診療科に入るにあたり、自分の目指す医師像、総合医の役割などを私なりに考えたのですが、何をするにもまずは内科医としての基礎作りをしたい、という考えに至りました。残念ながら、現在、健和会大手町病院に呼吸器内科常勤医は不在であり、市中の救急病院という病院の性格からも、集中して専門的知識を習得することが難しいところがあります。慣れた病院から外へ出て、集中的に、学術的に、専門分野を学ぶことができるこの3ヶ月を、研修前からとても楽しみにしていました。

研修では主に病棟で入院患者さんの診療を担当させていただきましたが、修練指導医の花香未奈子先生(写真左)のご指導のもと日々評価し、更にカンファレンスで呼吸器内科としての治療方針が検討されるため、安心とともに指導体制の厚さを感じました。他にも朝のモーニングミーティングや抄読会など、とても勉強になりました。また、気管支鏡検査も経験させていただきました。超音波気管支鏡ガイド下針生検やガイドシース法など、最先端のものにふれることができたことも良かったです。これらすべての経験は、今後の医師生活のなかで必ず活きていくことと思います。

また、今回は初めての大学病院勤務でしたので、新しい環境に馴染むことができるのか、先生方へご迷惑をおかけしないか…といった不安もありました。しかし、迎 寛教授をはじめ医局の先生方やスタッフの皆さんにとても温かく受け入れていただき、そのような不安は一掃されました。専修医の先生達から、病棟業務のノウハウを教えてもらえたことも嬉しいことでした。たくさんの経験を積まれてきた先生方のいろいろな考え方にふれ、私自身を振り返ることができ、専門分野を学ぶという当初の目的以上の収穫、成長のきっかけを得られたように思います。

呼吸器内科での3ヶ月を振り返って、とても内容の濃い、充実した日々でした。4月から新たな場所で、新たな生活が始まりますが、呼吸器内科での経験を活かしがんばりたいと思います。

短い間ではありましたが、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

医局の先生方の、そして産業医科大学呼吸器内科のますますのご発展をお祈りしています。


           





文責:呼吸器内科
更新日:2012年4月4日