医局員コラム

近況報告:城戸 貴志
                  
                                

近況について御報告させて頂く機会を頂いて誠にありがとうございます。

【産業医科大学病院救急部への派遣について】

私は平成24年度より産業医科大学救急部での活動を開始しました。私がなぜ救急部なのか?というと、救急部門のさらなる充実を目指して救急部が新設される運びとなり、呼吸器内科学講座からの応援として私にも依頼があったというわけです。救急医学講座も新設されることになり、本年3月からは新教授が赴任されることになりました。産業医科大学救急医学講座の立ち上げに加わることができ、大変名誉な事と考えております。


【救急部の現状について】

現在はほぼ初期診療のみを行い、専門的加療や当直ヘルプも含めて各診療科に多大なバックアップをして頂いております。おかげさまで、救急車の受け入れ台数は昨年度と比べて増加傾向にあり、昨年度の救急部の救急搬送受け入れ数は1300件でしたが、今年度は2000件を超え、全体でも3500件に近い搬送がありました(表1)。当然の結果として、common diseasesである肺炎や喘息等の診療で呼吸器内科の先生方へ多くの負担をかけている事は自覚しており心苦しいのですが、呼吸器内科の重要性を示す絶好の機会にもなっていると思います。

【研究について】

平成24年度は、今までの研究に評価を頂く事が出来た年でもありました。留学中に行った大気粉じんに関する研究は平成23年に発表しましたが(Am J Respir Cell Mol Biol. 2011 Feb;44(2):197-204)、同研究に対して平成24年度の同門会で学術奨励賞を頂きました。矢寺先生、迎教授に強力にバックアップを頂きましたMALTリンパ腫の研究においては平成24年に発表し(CHEST. 2012 Jan;141(1):176-82)、これに関連して平成24年度日本呼吸器学会九州支部学術奨励賞、第5回福岡県医学会総会ポスター優秀賞を頂く事が出来ました。迎教授はじめ同門の皆様には、御指導、御支援賜りました事をこの場を借りて深謝申し上げます。現在はMALTリンパ腫に関する検討を継続している他、肺線維症における粉じん解析(特に呼吸病態学森本教授と石本先生には強力にバックアップ頂いております)、線毛運動に関する検討、肺挫傷の画像診断に関する検討等を行っており、また、敗血症における検討も今後開始したいと考えております。これらの研究がまた数年後に実るように頑張っていきたいと考えております。

【その他】

 産業医をしていたころに、メタボ等に関する健康教育をする立場であったため、「隗より始めよ」とジョギングを始めました。最近は救急部全員で定期的にマラソン大会(10km程度ですが)に参加するようになり、徐々にタイムも伸びております(写真1)。ダイエット効果は思うようには出ていませんが、ストレス解消、チームワーク促進には大変良いです。同門のみなさんも、一緒にどうですか?走った後のビールが最高です。

 



1:救急搬送患者総数




写真1 :マラソン大会後の打ち上げ(救急部の5人です)。


 

 

 

           





文責:呼吸器内科
更新日:2013年3月4日