ごあいさつ

産業医科大学第1外科 教授
平田敬治

  みなさんこんにちは、産業医科大学第1外科学教室の責任者となりました平田敬治です。産業医科大学の開学とともに、昭和53年4月大里敬一教授の元に開講された本教室は、平成6年に2代目
伊藤英明教授、平成20年に3代目山口幸二教授が引き継がれ、平成27年5月より後任の責を拝命いたしました。
 就任早々、外科も含めた医学界に大きな転機がおとずれています。ひとつは平成27年10月より厚労省による医療事故調査制度が始まりました。そして、平成28年度からは日本専門医機構による外科領域専門研修プログラムの専攻医が募集開始予定となります。いずれも、国民の目線に立った医療提供体制を目指したものとうたわれています。われわれ本講座の外科医が目指す「患者本位」の、そして北九州医療圏での高度医療を提供する基幹病院としての的確・安全な外科診療の確立・継続という目標に変わりはありませんが、これまで以上に地域病院との連携を高めて、地域に貢献できる医療を提供していきたいと考えております。
 大学医局講座には、臨床・研究・教育といった三つの大きな大義があります。これらを達成するには、教室内の空気がよどまぬよう学内外の新たな人材確保・育成が必要となります。そのためにも、教室員一同が一丸となって臨床・研究・教育に取り組むことができる魅力的な教室作りをしたいと思います。

  • ごあいさつ
文責:第1外科学教室 更新日:2016年06月07日