保健師による判定
保健師による判定
約300人の事業所において、保健師が面談を行い、以下の判定を主観的に行いました。
- 体調や健康上の問題があるか
- 仕事への影響(効率、生産性、やる気)
- 治療が必要か
- 保健指導が必要か
- 業務調整や配慮が必要か
その後、WFunを実施し、WFunが保健師判定と一致するかを検証しました。その結果、WFunが高得点であった場合、保健師から上記判定を受けるオッズ比が10〜13倍であることが示されました。
また、判定精度を評価するROCでは、AUCが0.8を超えていました。
以上の結果から、WFunによる判定は、保健師の判断と概ね一致しており、保健指導や就業措置などの介入が必要な対象者を判定できることを示唆しています。
永田智久, 藤野善久, 齋藤久美, 久保達彦, 村松圭司, 泉博之, et al. 産業医科大学版プレゼンティーイズム調査票の基準関連妥当性の検証. 産業衛生学雑誌. 2015;57:465.
[文責:産業医科大学環境疫学研究室]
[更新日:2015年11月13日]