健康問題による労働機能障害の評価

男性更年期と労働機能障害

男性更年期と労働機能障害

男性更年期と労働機能障害

 

加齢男性性腺機能低下症候群(以下LOH 症候群)は、加齢に伴う男性ホルモンの分泌低下が病的に進行した状態であり、性機能の低下に留まらず、疲労感や抑うつ、睡眠障害、内臓脂肪の増加等様々な症状を呈することが知られている。

 

男性労働者を対象に、男性ホルモン(フリーテストステロン)の測定を実施した。また、LOH症候群の診断に用いる質問紙のAging male’s symptom(AMS)による調査を行い、男子ホルモン、LOH症候群症状と労働機能障害との関連を検討した。

 

その結果、男性ホルモン低下およびLOH症候群有症状者では、WFunのスコアが高く、労働機能障害を経験ていしることが示唆された。

 

LOH 症候群,健康問題による労働機能障害の評価

 

出典

竹田透 (労働衛生コンサルタント事務所オークス)、他. 病的な老化による労働への影響に関する研究. 加齢性腺機能低下症候群(LOH症候群)の自覚症状、男性ホルモン値および仕事の影響の関連についての検討. 第89回日本産業衛生学会, 2016

 

[文責:産業医科大学環境疫学研究室]
[更新日:2015年12月13日]


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