[文責:入試課 更新日:平成17年6月29日]

産業医学卒後修練課程
 医学部卒業生は、卒業後直ちに産業医学卒後修練課程に所属して、産業医として就職するために必要な専門的知識・技能の修練を行います。
 わが国では診療に従事しようとするすべての医師に2年間の臨床研修が義務付けられていますので、最初の2年間は産業医科大学病院をはじめ全国の臨床研修病院などにおいて臨床研修を行います。
 医師免許取得と同時に産業医の資格を取得することになりますが、そのまま企業などに就職してもすぐに実践的な仕事ができるわけではありません。企業の産業医のもとで指導を受けながら実践的訓練を受けたり、産業医科大学に
戻って産業医実務の研修を受けたりしながら、それぞれの目的に添った修練を積んでいきます。
 産業医学卒後修練課程には現在3種類のコースがあります

大学院医学研究科
 産業医学は基礎医学、臨床医学、社会医学はもとより、広く自然科学、人文科学を包括した総合科学に発展しています。 医学を「病気の科学」 だけではなく 「健康の科学」 としても把握し、 労働と働く人々の健康の関係を解析することにその基礎をおいています。

 このような観点から産業医科大学大学院は、産業医学における
    @学術研究の高度化と優れた研究者の養成機能の強化、
    A高度専門職業人の養成機能、社会人の再学習機能の強化、
    B教育研究を通じた社会貢献、 国際貢献
をその目的としています。

 開設以来、大学院はわが国における産業医学研究の中核的機関としてその機能を果たし、平成17年5月1日現在、博士(医学)の学位授与は甲号(博士課程修了によるもの)264名、乙号(論文提出によるもの)297名となっています。

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医学部入学生の修学資金返還免除までの標準的進路体系図
 本学医学部入学を志願する方への便宜を図るため、「医学部入学生の修学資金返還免除までの標準的進路体系図」を
入試課が作成しました。
  「
医学部入学生の修学資金返還免除までの標準的進路体系図」はこちらをご覧ください。
 なお、卒業後の進路等については、入学後進路指導部等から説明が行われます。
部   門
生体適応系 生体構造部門
生体機構部門
機能調節部門
環境・産業生態系 環境生態部門
保健・疫学部門
環境適応医学部門
障害機構系 病態機構部門
災害外科部門
災害医学部門
生体情報系 生理情報部門
病態情報部門
生殖生理情報部門
コース名 期間 目  的
産業保健研修コース 5年間 産業保健の専門家養成をねらいとするとともに、将来総括的な産業保健管理の責任者となるべき指導的産業医の候補者を養成します。
産業医修練コースT 4年間 プライマリ・ケア・フィジシャンの能力を基礎とする実務的産業医を養成します。
産業医修練コースU 6年間 特定の臨床医学分野における専門的知識および技術を有する産業医等を養成します。