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西日本免疫難病治験ネットワーク(AI-west J)について |
関節リウマチの治療は、生物学的製剤の台頭によりパラダイムシフトが齎されました。一方、全身性エリテマトーデスを始めとした免疫難病の治療開発は、明らかに後塵を排しています。病態や障害臓器が多彩、稀少疾患のために治験が困難など、複合的な理由が存在します。最近、リウマチの治療開発が一段落したためか、多くの企業が免疫難病に対する治験の相談に来室されるようになりました。例えば、SLEに対するBAFF抗体、抗IFNα抗体、抗IFN受容体抗体、抗CD22抗体、Syk阻害薬、アバタセプトなどです。信頼できる医療機関で構成される治験ネットワークが存在すれば、斯様な臨床試験が合理的に推進できるものと考え設立されました。センター施設でIRBの承認を得られた場合、支援施設でのIRB取得が容易になるあるいは免除されるなども機関により可能となります。
本院では2013年4月に臨床研究推進センターが設置され、これを契機に同センターを中心に組織的なネットワークを構成し、これを通じた情報交換を活発にしたいと考えます。
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