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新しい薬が世の中にでて、病気の治療に使われるようになるには、効果(効き目)と安全性(副作用)を十分に調べなければなりません。
新しい薬の候補となるものについて、まず動物を使って効果や安全性を調べたあと、健康な方や患者様に実際に使用して、ヒトに対する効果や安全性を詳しく調べる臨床試験を行います。この臨床試験をとくに「治験」と呼び、新しい薬の候補を「治験薬」といいます。治験は病院の治験審査委員会の承認を得た上で、国が定めた治験実施の基準を厳格に守って行われます。特に、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎・皮膚筋炎、混合性結合組織病、シェーグレン症候群、血管炎、ベーチェット病などの免疫難病に対しても医学の進歩とともに良くすることができる可能性があります。このような臨床試験を免疫難病の治療に精通した医療機関とネットワークを組んでその推進をはかるのがこの「西日本免疫難病治験ネットワーク(AI-west J)」です。AIは自己免疫を示すAutoimmuneの頭文字ですが、そのなかには現在の治療でよくならない患者さんを治したいという我々専門医の“愛”が込められています。
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