産業医科大学
公衆衛生学教室
Department of Public Health, UOEH

TEL.
093-603-1611

Project

研究プロジェクト

産業保健・職域疫学プロジェクト

 働く人々の健康課題を、職場環境、生活習慣、心理社会的要因など多面的な視点から検討しています。職域における健康診断データやアンケート、生体試料を用いた大規模コホート研究をもとに、睡眠・生活習慣・ストレス・プレゼンティーズムをはじめとした、産業保健の現場に還元できる知見を創出し、健康支援と予防の実践につなげます。これまでに実施した研究ならびに現在進めている研究内容は以下になります。

1)産業睡眠疫学

  • 労働者における睡眠負債・社会的時差ボケと職場の心理社会的要因(メンタルヘルス、ストレス、生活習慣等)の関連
  • 労働者の睡眠習慣と免疫・炎症系
  • 職業性ストレスと睡眠
  • 睡眠習慣とアブセンティーズム・プレゼンティーズム
  • 睡眠休養感とメンタルヘルス
  • 睡眠習慣と健康診断データの解析
  • 労働時間、睡眠とメンタルヘルス

2)産業時間栄養学

  • 労働者における食事のタイミングと職業要因(メンタルヘルス、労働災害、離職意思等)、生活習慣(睡眠等)との関連
  • 食事のタイミングとバイオマーカーの関連

3)産業精神神経内分泌免疫学

  • 職業性ストレスと免疫・炎症系
  • 長時間労働・過重労働と免疫・炎症系
  • 社会的支援と免疫・炎症系
  • 労働者のワーク・エンゲージメントや職務満足感と免疫・炎症系

4)労働者の自殺研究

  • 免疫・炎症系による自殺リスクの推定

5)労働者のウエルビーイングに関する研究

  • 労働者がいきいき働けるための職場作り

女性の健康研究プロジェクト

ライフコース疫学の視点から、月経、不妊治療、妊娠・出産、更年期など、働く女性の健康課題の解明と支援に取り組んでいます。

データ解析・疫学研究

複数の臨床科や産業保健データサイエンスセンターと協働し、レセプトデータベースや健康診断データ、企業の労務情報・アンケート結果を用いたリアルワールドデータベース研究を実施しています。
また、研究デザインや統計解析、論文執筆、査読対応のコンサルティング、共同研究も行っています。

国際共同研究・留学支援プロジェクト

海外の大学や研究機関との交流を通じて、国際的な共同研究と学術交流を推進しています。学生や若手研究者の留学・海外研修の機会を支援し、グローバルに活躍できる人材育成を目指しています。具体的には下記の大学との共同研究・協力関係を築いています。

1)ハーバード大学公衆衛生学部 イチロー・カワチ教授

  • 職場のソーシャルネットワークに関する研究

2)アデレード大学心理学部 モーリーン・ドラード教授

  • 職場の心理社会的安全風土と心理社会的要因

3)米国疾病予防センター・国立労働安全衛生研究所

  • 職場の心理社会的要因に関する米国全国調査

文責:公衆衛生学教室 更新日:2026年8月21日