産業医科大学分子標的治療内科学講座は、膠原病リウマチ性疾患のよりよい治療の確立を目指しています

産業医科大学医学部・分子標的治療内科学講座設立に関わる寄附金募集趣意書

　産業医科大学は、昭和53年に開学して以来、産業医学・産業保健分野の発展に寄与する我が国唯一の大学として、当該分野において指導的役割を果たしてきています。また、臨床研究分野でも多くの業績を誇っており、特に膠原病リウマチ性疾患の研究では、New England Journal of MedicineやLancetに論文掲載されるなど、日本国内のみならず、世界的にも高い評価をいただいているところです。
　近年の医学研究の進歩は従来では完治困難であった膠原病リウマチ性疾患の治療法を大きく変化させており、本学では今後、当該研究を更に進展させていくことが医学の発展、産業医学の発展及び社会貢献のために必要であると考え、膠原病リウマチ性疾患の治療における分子標的治療及び、その開発や評価に関する研究課題に取り組むことを主目的として「分子標的治療内科学講座」を寄附講座（社会連携講座、共同研究講座、教育支援講座としての役割も担う）として設置いたしました。
　しかし目的を達するためには多くの資金が必要であり、皆様からのご支援を仰がなければいけない状況です。なお、本講座の運営につきましては、産業医科大学第１内科学講座が責任を持って全面的に支援していくこととしています。
　つきましては、本件の意義と事情をご賢察下さり、寄附にご協力賜りたく謹んでお願い申し上げます。

産業医科大学医学部第一内科学講座　教授　田中　良哉
産業医科大学医学部分子標的治療内科学講座　准教授　久保　智史