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挨拶
 2008年7月1日より産業医科大学第3内科教授を担当させて頂いております。
 大学の医学部講座の使命は、次世代を担う人材の育成、先端の医療の提供、病態解明や新しい診断・治療の開発につながる研究の推進と考えています。良い内科医が育つためには、科学的に正しい知識と判断力、医学的に的確な技術、そして豊かでやさしい人間性を築き上げることの出来るシステムが必要だと考えます。

 当教室では、消化器疾患全般の診療を外科、放射線科ならびに集中治療室の医師と協力して行っています。消化器内科医の基本である上下部消化管内視鏡、膵胆管造影ならびに腹部超音波検査は全医師で行い、さらなる専門的治療は消化管グループ、肝胆道グループ、膵グループに分かれて行っています。そのため、当科の専修医(国家試験合格後3-6年目の医師)は、上下部消化管内視鏡検査、腹部超音波検査、内視鏡的逆行性膵胆管造影、胆道ドレナージ、肝生検等の手技に指導医のもと積極的に取り組んでいます。全員で基本的な診療を行うため、所属グループに関わらず、教室員全員が消化器全般の知識と技術を有しています。

 消化管領域(食道、胃、小腸、大腸、肛門)では、食道癌、食道胃静脈瘤、食道炎、胃十二指腸潰瘍、胃癌、小腸腫瘍、大腸癌、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)、上下消化管出血などに対する治療を行っています。この中で食道癌、胃癌と大腸癌に関しては、適応をevidenceに基づき判断し、可能な限り開腹することなく内視鏡治療を行っています。もちろん適応外の患者様に関しては専門外科医とタイアップし、外科的治療を依頼しています。当大学には、このような連携治療に充分対応可能な外科医が揃っておりますので、緊急手術も含め迅速な対応が可能です。

 肝臓領域に関しては、近年のウイルス性肝炎の治療の進歩は著しくB型肝炎、C型肝炎ともにインターフェロンや核酸アナログを使用した最新の医療を行っています。肝癌には、ラジオ波やエタノール注入による超音波ガイド下の治療や血管造影下の肝動脈塞栓術や抗がん剤動注療法などを、患者様の状態に合わせて選択し、長期生存例を多く有しています。また、原発性胆汁性肝硬変や自己免疫性肝炎のような免疫異常による肝疾患の患者様も多く治療しています。先天性銅代謝異常症のウイルソン病の内科専門医は日本には少ないですが、当科は、ウイルソン病の日本における数少ない内科専門診療施設です。
 胆膵領域の疾患の診療は特に専門的な知識と高度な技術を有する領域です。当科には、それらの知識と技術を有する医師が多く在籍しており、的確に診療を行っています。本大学には、この領域の専門外科医がおりますので、大学レベルでの合同カンファランスで患者様に最適な治療法を選択しています。
 また、近年メタボリックシンドロームが国際的に問題となっていますが、この症候群の最も根本的な原因は、脂肪組織と筋肉のみならず肝臓と膵臓にもあります。糖尿病や脂肪性肝疾患の診療も、専門知識を持つ医師が担当し、患者様の治療ならびに指導を行っています。
  
 医師の育成に関しましては、後期臨床研修医は指導教官の指導のもと病棟の患者様の診療と上下部消化管内視鏡検査、腹部超音波検査の修練を中心に行いながら、外来診療にも従事しています。先に記した通り、より高度な手技も指導医のもとに習得しています。当科では、医師4年目ともなると緊急を要する消化管出血の内視鏡的止血術や胆道ドレナージ等も夜間にでも独力でこなしています (もちろん指導教官がかけつけ協力しています)。日本内科学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本糖尿病学会の専門医を取得可能なシステムは完全に構築されています。
 臨床研修制度の改革以来、若い医師は医療技術のみを習得することに魅力を感じている風潮がありますが、現在の高度な医療はただ臨床医の経験のみにより築き上げられたものではありません。多くの先人の努力によりなされた基礎的研究、臨床的研究による賜物で、我々はその成果を患者様へ提供することが可能となっています。大学で働く我々は、将来の病める患者様のためにさらに、そのような基礎的研究、臨床研究を行うことが重要であり、このことなくしては今後の医療の進歩が望めないと考えています。若い医師には、このような経験を経ることで医学への貢献の喜びを感じながら、科学的に診療を考える能力を養ってもらいたいと考えています。そのことにより、自分に経験のない病態や患者様への対処も可能な大きな医師に成長し得ると考えます。このような教育は一般市中病院では困難であり、これこそが大学の使命と考えます。当科は、米国のハーバード大学、スタンフォード大学、ミシガン大学、ドイツのウルム大学などの海外施設ならびに国内の他大学との関連を現在保持しています。

 我々は、大学ならびに大学病院の使命である患者様への最先端の医療の提供、次世代の人材の育成、難病の病態の解明ならびにより良い治療法の開発につながる研究を我々の任務と考えております。"自由な風が吹く"をモットーに、良く学び、良く遊びの精神で教室員一同この任務を果たして行きたいと考えております。このような医師として、また社会人としての考え方に賛同出来る若い力を求めています。何事でも質問があれば気軽にご連絡下さい。

産業医科大学第3内科
原田 大

文責:第三内科学 原田 大 更新日:2009/11/12
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