ウイルス肝炎に対しては、以前よりインターフェロン治療をはじめとした抗ウイルス療法を積極的に行っており、種々の合併症を有した方に対してもそれぞれの専門医と連携をとりながら安全に治療が完遂できるように取り組んでおります。また、核酸アナログも使用し、良い治療成績を収めています。肝癌に対しては、年間のべ200名以上の早期肝癌から高度進行肝癌まで種々の段階の肝癌の患者さんに対して検査、治療を行っております。治療方法はその方の全身状態や肝臓の状態、さらに癌の広がりに応じて、外科的治療、ラジオ波焼灼術やエタノール注入療法などの超音波ガイド下の経皮的治療、肝動脈塞栓術、また化学療法等の中からその方に最適と思われる治療方法を選択し、単独あるいは種々の治療方法を組み合わせて治療を行っております。
代謝性疾患においては、メタボリックシンドロームと関連の深い脂肪肝や脂肪肝炎のみならず、原田教授の専門領域であるウイルソン病などの先天性代謝異常による疾患の診療にも力を入れております。
また、自己免疫性肝炎や原発性胆汁性肝硬変のような自己免疫性肝疾患症例も合併症も含めて、多く治療しています。
さらに肝臓グループでは、胆道疾患に関しても検査や治療を担当しております。すなわち、胆石による胆嚢炎や胆管炎に対する内視鏡的ドレナージや結石除去術、また胆道系悪性腫瘍による閉塞性黄疸に対する内視鏡的ドレナージや経皮経肝胆道ドレナージ術、その後の化学療法も行っており、近隣の医療機関より多くの症例をご紹介いただいております。 |