後期研修

後期研修

放射線科専門研修生活

医学部を卒業後、2年間の初期臨床研修を終え、3年間の専門研修がスタートします。画像診断、IVR、放射線治療の4部門をローテーションし、卒後6年目に放射線科専門医認定試験を受験します。放射線科専門医を取得した後はサブスペシャリティに特化した研修をさらに2年間行い、卒後8年目に放射線診断専門医認定試験などの認定試験を受験し、サブスペシャリティの専門医資格を取得します。IVRと核医学は診断専門医の中に含まれ、IVR専門医や核医学専門医もほぼ同時期に取得可能です。

当科の研修生活の特徴

充実した研修と教育

充実した研修と教育

専門研修では各部門を3ヶ月ずつローテーションすることで、どの領域についてもバランス良く研修することができます。研修の過程で、自分のやりたいことが見つかるはずです。他科とのカンファレンスが豊富であり、専攻医は上級医の指導の下、画像プレゼンテーションを通して、研鑽を積んでいます。また週に1度、医局内でカンファレンスを開催しており、画像診断の症例検討会、論文の抄読会、自分の研究テーマの発表など多くのレベルアップする機会があります。

アットホームな医局

アットホームな医局

スタッフはけっして多くはありませんが、その分とてもアットホームな医局です。指導医との距離も近く、疑問点はすぐに聞いて解決することができます。読影室では定期的に小規模な画像検討会を行っており、commonな疾患から、稀な疾患まで共有することでレベルアップができます。放射線科の未来を担う専攻医の先生を大切に育てていきます。

様々なテーマで学位取得

学位取得も可能

専攻医になった後はいつでも大学院へ進学することが可能です。通常4年間の在学期間中に論文を作成し、その後学位審査を経て、博士号を取得します。放射線科領域の大規模な国際学会をはじめ、学会発表などの研究活動も盛んであり、多くの博士号取得者を輩出しています。指導教員の元、多くの場合は社会人院生として、放射線科医として働きながら研究を進めています。臨床業務の中で、疑問に感じたこと、これが分かれば面白いと思うことなどが研究テーマになることが多いです。自分だけの研究テーマを見つけてみませんか?

専門研修プログラム連携病院

専門研修プログラム連携病院

産業医科大学病院放射線科の3年間の専門研修プログラムは、基幹施設である産業医科大学病院と下記の連携施設で行います。通常は2年間は大学病院、1年間は連携病院で研修を行います。いずれの病院も北九州市内および近郊の地域医療を担う中核病院であり、common diseaseを中心に放射線医学の様々な分野の豊富な経験を積むことができます。関東の病院とも連携し、研修先を選ぶ際の幅広い希望に柔軟に対応しています。

連携病院

  • circle製鉄記念八幡病院 放射線科
  • circle北九州総合病院 放射線科
  • circle戸畑共立病院 放射線科
  • circle産業医科大学若松病院 放射線科
  • circle福岡和白病院 放射線科
  • circle福岡新水巻病院 放射線科
  • circle横浜市立大学病院 放射線科
  • circle熊本大学病院 放射線科

カンファレンス

曜日
月曜日 午前 消化管/IVRカンファレンス
午後 デイリー症例カンファレンス
抄読会
放射線科診断/IVRカンファレンス
おりお放射線カンファレンス
(連携施設との合同カンファレンス:第4週)
火曜日 午前 消化管/IVRカンファレンス
午後 デイリー症例カンファレンス
研究カンファレンス
水曜日 午前 神経放射線カンファレンス
(脳神経外科、神経内科、脳卒中血管内科と合同)
消化管/IVRカンファレンス
午後 デイリー症例カンファレンス
肝がんキャンサーボード
(肝胆膵内科、消化器・内分泌外科、病理診断科と合同:第1週)
消化管がんキャンサーボード
(消化器内科、消化器・内分泌外科、病理診断科と合同:第3週)
乳がんキャンサーボード
(呼吸器・胸部外科、消化器・内分泌外科、病理診断科、臨床検査・輸血部と合同:第4週)
木曜日 午前 産婦人科・病理合同カンファレンス(第4週)
消化管/IVRカンファレンス
午後 デイリー症例カンファレンス
泌尿器がんキャンサーボード
(泌尿器科、病理診断科と合同:第3週)
呼吸器合同カンファレンス
(呼吸器内科、呼吸器・胸部外科、病理診断科と合同:第4週)
頭頸部がんキャンサーボード
(耳鼻咽喉科・頭頸部外科と合同)
金曜日 午前 消化管/IVRカンファレンス
午後 デイリー症例カンファレンス
北九州画像診断部会(近隣施設との合同カンファレンス:第3週)

文責 : 産業医大放射線科学講座 井手智

入局案内