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「北九州内分泌研究会」の経緯 |
「北九州内分泌研究会」の始まりは、昭和57年にまで話はさかのぼります。昭和53年に北九州市に産業医科大学が開学し、東京大学第一内科から自己免疫性甲状腺・副甲状腺を手がけておられた鈴木秀郎先生(故人)が第一内科教授として、翌54年に江藤澄哉先生(現
江藤病院院長)が助教授として赴任されました。まもなく、光山昌珠先生(現 北九州市医療センター副院長)と甲状腺を専門とされる伊藤淳一先生(現伊藤クリニック院長)が、「北九州にも甲状腺の勉強会をつくりましょう」と江藤先生に相談を持ちかけたことが始まりです。すぐに話はまとまり、まずは3人が世話人(代表世話人
江藤先生)となり、甲状腺同好会を昭和57年に発足させました。発会記念特別講演者として長崎大学の長瀧教授を招請しましたが、その時から江藤先生の持論である「ざっくばらでアカデミックに」が、本研究会の伝統であり、その雰囲気は20年以上を経た現在でも続いています。
その後、九州大学第二内科の岡本建先生や同科の先生方、別府の野口病院の先生方も参加されるようになり、会はますます活発化していきました。議論の内容や参加者が甲状腺専門の先生に限らないことなどから、名称を「北九州内分泌研究会」と改称しました。また、参加メンバーは外科、内科に限らず、泌尿器科、病理、放射線科等の幅広い先生方の集まりであることが、他の会にあまり類を見ない本会の特徴です。そして、平成15年3月より、前世話人(江藤先生、光山先生、伊藤先生、岡本先生)の先生方から世代交代を図るべきとの意見があり、田中良哉先生(現
産業医科大学第1内科学講座教授)を江藤先生に次の代表世話人に推薦したいとの提案がありました。田中先生も本研究会の主旨に賛同され、今後は門戸をさらに広げて北九州の地域医療に貢献できるような会に発展させたいとの意向で快諾されました。そして、世話人もメンバーを一新し、現在の内科・外科3人ずつの計6人で構成されています。
現在の年間スケジュールは、年4回(3、6、9、12月の第一火曜日、18時30分から)の開催であり、3、6、9月は症例検討・臨床研究の発表と活発な議論を主としますが、12月
は例年、著名な講師を呼んで特別講演をお願いしています。最近の特別講師は別表のごとく、内分泌学会をリードする各界のそうそうたるメンバーです。著名な講師といえども、本研究会では、前述のごとく、若い人の歯に衣着せない質問の攻撃があり、学会では聞けない本音や裏話が聞けて、非常に楽しく且つ実地臨床の場に生かされるものばかりです。
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「北九州内分泌研究会」世話人会 |
代表世話人 |
田中
良哉 (産業医科大学第1内科学講座 教授) |
世話人 |
大島
章 (西新クリニック)
岡田 洋右 (産業医科大学第1内科学講座 講師)
小西 哲巳 (産業医科大学第1内科学講座 講師)
佐藤
薫 (済生会八幡総合病院 副院長)
土師 正文(九州労災病院 副院長)
山下 弘幸(野口病院 副院長) |
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「北九州内分泌研究会」一般演題・会則・特別講演内容 |
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