産業医科大学 臨床検査・輸血部

臨床研究

患者様へ

 本院は大学病院であり、良質な医療の提供、学生の教育以外に、実地に即した臨床研究(観察研究)を行っています。このため患者様から得られた検査データを後日、研究解析のために使用させていただく場合がございます。
 また、正確で信頼性の高い検査結果を患者様ヘ提供するにあたり、検査を行うためにご提供いただいた検体の残余血液を有効に利用させていただくことがあります。
 この場合、患者様のお名前などの個人情報を公にすることはー切ありません。研究の妥当性を倫理委員会で承認していただきますので、ご安心、ご了承ください。
 本邦独自の研究成果は、今後の診療の上で皆様のお役に立てるものであり、ご理解いただければ幸いです。
 この件に関して、こ不明な点がありましたら、臨床検査・輸血部ヘお問い合わせください。
 皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

臨床研究のご紹介

【 オプトアウト 】

1. HCV抗原・抗体同時検出試薬HCV Duoの基礎的性能評価と臨床的有用性の評価

 ※2024年10月に保険適用となったHCV抗体とHCVコア抗原を同時に測定できる試薬について基礎的性能を評価するとともに、HCV感染症診断における臨床的有用性を評価します。

産業医科大学病院において2008年から2011年にC型肝炎の治療をされた患者さんおよび2024年11月から2025年2月にHCV抗体検査をされた患者さんへのお知らせ

2.当院において実施されたFilmArray髄膜炎・脳炎パネルの臨床的有用性と検査実施の適否

 ※2022年10月に保険適応となった髄膜炎・脳炎の原因として検出されやすい細菌、ウイルス、真菌の病原体診断を行う遺伝子検査について、臨床的有用性の検討を行います。

2023年9月から2024年12月に産業医科大学病院において髄膜炎および脳炎疑いで髄液検査をされた患者さんへのお知らせ


3.HbA1c測定器ADAMS A1c HA8190-Vを用いた溶血判定に関する検討

 ※客観的に薬剤の影響や溶血の判断を短時間(1分)で可能な指標を作成する目的で検討を行います。

2024年10月から2024年12月に産業医科大学病院にて採血をされた患者様へお知らせ


4.心臓血管外科手術における機械学習を用いた輸血量予測システムの構築に関する検討

 ※心臓血管外科手術において、輸血に必要な血液製剤(赤血球製剤、新鮮凍結血漿、血小板製剤)の量を事前に高精度に予測するシステムを開発することを目的とします。

2023年8月から2025年12月に産業医科大学病院にて心臓血管外科の手術を受けた患者さんへのお知らせ


5.全自動尿分析装置 AX-4061におけるビリルビン偽陽性検出機能の検証

 ※全自動尿分析装置 AX-4061における異常発色検知機能とビリルビン偽陽性検知機能を検証し有用性の検討を行います。

2024年4月から2025年1月までに尿検査をされた方へのお知らせ


6.全自動自己生体組織接着剤調整システムにて作成した自己フィブリン糊の使用に関する調査研究

 ※自己フィブリン糊がどのような手術で使用され、どのような成果を得られたか調査し医療としての有用性を確認することを目的とします。

2020年10月から2024年10月までに産業医科大学病院にて貯血式自己血採血を実施し、自己フィブリン糊を作製した患者さんへのお知らせ


【 活動報告 】

1. 2024年度 日臨技九州支部医学検査学会(第58回)学術奨励賞を受賞いたしました。
一般演題「自動血球係数計数装置で網赤血球が測定不能であったメトヘモグロビン血症の1例」



  
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