産業医科大学 臨床検査・輸血部

輸血療法

 輸血療法は、貧血や白血病などの病気の時やケガ・手術などで血液成分が不足した人に血液を補充する治療法のことです。
 輸血用の血液製剤は献血によってまかなわれており、血液の成分である赤血球、血小板、血漿成分をそれぞれ必要な患者さんに提供する成分輸血を行っています。
 ヒトの血液はABO血液型以外にも多くの血液型があり、全く同じ血液を輸血することはできません。他者の血液を投与する輸血療法を「細胞移植」と考え,副作用や合併症を予防するため,血液製剤の管理・供給、輸血情報の管理、輸血適合性検査、自己血貯血、造血器幹細胞移植の細胞管理、外来輸血センターなどの各種業務を通じて、患者様にとって必要かつ最小限の輸血を安全に行えるよう心掛けています。

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