大腿骨近位部骨折地域連携パスについて

大腿骨近位部骨折地域連携パス 北九州標準モデルの特徴

連携しやすい工夫
・急性期、回復期、維持期にそれぞれ対応
カルテサイズ、PC利用を考慮しながら、急性期、回復期、維持期のそれぞれに対応する記入用紙と説明文書を用意しました。
・連携に必要な患者情報に特化!!
多数の医療機関で共通に用いられるように、連携に必要な患者情報に特化し、詳細な内容や期間等は含めていません。
・臨床的に重要で誰もが理解できる項目を選択!!
大腿骨近位部骨折医療として重要であり、しかも誰でも理解できる項目を選択し、異なる医療施設や専門職種でも情報を共有できるようにしています。日常の診療の中でこれらの項目を活用されることを勧めます。
・記入者の負担軽減
記入する専門職種を明示し、分担して記入することを前提としています。また、必要な情報を簡潔に記入できるように、チェック式の記入項目を多くしています。回復期病院の多くはすでに運用が開始されている脳卒中地域連携パスを使用していますので、書式をなるべく対応させています。
安心を提供する仕組み
・連続した診療方針の提示
連携パスを用いることで、各医療機関間で統一的に診療方針や入院期間の説明を行え、また、必要な患者情報を共有することで、連続した診療方針で治療を継続することができるため、患者・家族の方々も安心して治療が受けられます。
・患者情報のフィードバック
急性期および回復期の状況を維持期の協力病院等に提供し、さらに退院後の生活機能や生活状況を急性期および回復期の施設にフィードバックし共有するので、治療効果が確認でき、施設間の相互理解が深まります。