入局案内

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当科では医局員を
募集しています。

質問などある場合は、医局長まで遠慮なく問い合わせて下さい。
また常時、他大学卒業生を含め、当講座および診療科の見学を受け付けています。
北九州市を中心に近隣地域への転居に伴って入局を希望された先生も受け入れています。どうぞお気軽にご連絡ください。

放射線科医のすゝめ

圧倒的に足りない放射線科医

圧倒的に足りない放射線科医

我が国における人口あたりのCT/MRIの台数と検査数は、諸外国と比べてどのくらいかご存じでしょうか。診療所でもCTやMRIを持っていることが多く、画像検査数は世界第2位と報告されています。一方で放射線科専門医の数は先進国の中でも最低レベルと言われており、放射線診療がまだまだ充実していないことを物語っています。近年は各診療科の専門性が高くなっており、generalistとして全身を診る画像診断医による画像診断レポートはますます重要性を増しています。

Dr's Drとしてのやりがい

Dr's Drとしてのやりがい

私たちは画像を通して患者さんの全身を診る専門家です。画像診断医であれば、直接患者さんと接する機会は多くありませんが、画像診断を通してチーム医療の一員として、患者さんを診療しています。主治医は私たちの画像診断レポートを参考にして、治療方針を決定します。また、ほぼ全ての診療科と画像カンファレンスを行っており、その場で専門的意見を求められ、Dr's Drとしての見解を述べることで、チームを正しい方向に導く重要な役割を担っています。

IVR医としてのやりがい

IVR医としてのやりがい

私たち放射線診断医は画像診断を行いながら、主にカテーテル操作や経皮的穿刺術を行う低侵襲局所治療(インターベンショナルラジオロジー:IVR)も施行しています。全身麻酔による外科手術が難しい患者さんや、より侵襲の少ない治療を希望される患者さんに対して、がん治療や血管病変治療を行う技術です。また、緊急出血に対して、表在の血管を穿刺してカテーテルを挿入し、コイルや塞栓物質を用いて塞栓するIVRは、患者さんを救命できる唯一の治療法となることもあります。私たちには患者さんに直接貢献できるIVR医としてのやりがいもあります。

遠隔画像診断でワークライフバランス向上を

遠隔画像診断でワークライフバランス向上を

近年のITの進化に伴って、遠隔画像診断の導入が全国的に進みました。在宅で最先端の画像診断を行うことができ、自分が勤務する病院あるいは画像器機はあるけど画像診断医がいない地域などの地域医療に貢献することができます。ワークライフバランスを保ちながら、自分のペースで仕事ができる時代になりつつあり、放射線科はその最先端です。コロナ禍に後押しされ、当科でも在宅読影が可能となりました。在宅勤務を併用しながら常勤医として勤務する医師も在籍しており、キャリアを諦めることなく、無理ない範囲で仕事を続けていけます。

文責 : 産業医大放射線科学講座 井手智

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