過重労働による疲労蓄積との関連
過重労働による疲労蓄積との関連
80時間/月超の時間外労働を経験した男性労働者75人を対象に、過重労働による疲労蓄積と労働機能障害の関連を比較した。
疲労状態の評価には、疲労蓄積度自己診断チェックリストを用いた。
労働機能障害の評価にはWFunを用いた。
疲労蓄積度自己診断チェックリスト総合判定にて仕事による負担度が低いとなった疲労蓄積なし群33人と、やや高い・高い・非常に高いと判定された疲労蓄積あり群42人のWFunの点数を比較検討を行った。
その結果、疲労蓄積あり群となし群で、時間外労働時間の差はなかったが、疲労蓄積あり群において、有意にWFunは高かった。
出典
戸津崎貴文(みずほ健康保険組合健康開発センター)、他. 過重労働による疲労蓄積と労働機能障害の関連. 第89回日本産業衛生学会, 2016
[文責:産業医科大学環境疫学研究室]
[更新日:2016年1月15日]