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ご挨拶
産業医科大学リハビリテーション医学講座は、1978年4月大学設立時に開設されました。緒方甫初代教授、第3代蜂須賀研二教授に続き、2015年2月第3代目教授として佐伯 覚が就任いたしました。
当講座では、脳卒中、外傷性脳損傷、脊髄損傷、切断、ポリオ後症候群、スモン、血友病、その他、身体や高次脳機能に障害を生じる疾患の診断、評価、治療、心理社会的再適応(社会復帰、職場復帰など)を目指して、幅広い疾患と障害に対応できるよう取り組んでいます。2011年には産業医科大学若松病院にもリハビリテーション科を開設しました。産業医学ならびに地域医療に対する社会的使命を果たすため、臨床・研究はもとより教育にも力を注ぎ「産業医学に貢献できる高度医療人(リハビリテーション科専門医)」を育成したいと考えています。
我々の主なテーマは以下の通りです。
- 産業医学に関連するリハビリテーションを推進する。
傷病と就労の両立支援、 障害者の職場復帰、脳障害者の自動車運再開、職業性腰痛の予防など - 脳可塑性を高める新しい治療や臨床研究を実施する。
反復磁気刺激療法(rTMS)、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)、麻痺側上肢集中訓練(CI療法)、ロボット支援訓練、ボトックス療法など - 産学連携により新しい医療福祉機器や検査システムを開発する。
- 障害の適切な診断と専門的な治療を実践する。
高次脳機能障害、嚥下障害、パーキンソン病、スモン、ポリオ、血友病など - 予防的リハビリテーション・急性期リハビリテーションを推進する。
- リハビリテーション対象患者や家族を支援する。
リハビリテーション医学講座 教授 佐伯 覚
