産業医科大学 医学部 リハビリテーション医学講座
トップページ リンク 個人情報保護方針 サイトマップ
同門会の皆様へ お問い合わせ
ご挨拶 講座紹介 スタッフ紹介 研究プロジェクト 研究会 新入医局員募集 患者様へ
研究プロジェクト
研究プロジェクト

ポストポリオ症候群に対する経頭蓋直流電気刺激療法の効果に関する研究
研究責任者 松嶋 康之
研究の概要
ポリオ罹患後10〜50年経て新たに筋萎縮、疲労感、歩行障害などの身体症状が出現する病態はポストポリオ症候群と呼ばれ、特別な治療法がなく対応に苦慮しています。
経頭蓋直流電気刺激療法は、脳卒中による運動麻痺や失語症の回復に効果があることがわかっており、最近、ポストポリオ症候群の患者さんの疲労や睡眠障害の改善に効果がある可能性が報告されました。
本研究の目的は、ポストポリオ症候群に対して経頭蓋直流電気刺激療法の効果があるか、効果のメカニズムは何かを明らかにすることです。
被験者募集
参加していただける方
・ポリオによる後遺症があり、筋力低下や疲労感など新たな症状が出現した方
・痙攣発作を有したり、抗痙攣薬を服用したり、頭蓋内に金属の植え込みがあるなど、経頭蓋直流電気刺激療法が行えない方は、参加できません。

*その他にも参加基準があり、場合によってはご参加いただけないこともございます。

参加スケジュール
・選択基準に合致したポリオ後遺症のある方を、刺激群と偽刺激群の2群に無作為に割り付けます。
・週5回、2週間の介入を行い、介入前後と介入終了から4週後に、筋力、歩行能力などの身体機能測定、問診票による疲労度などの評価、神経伝導速度検査、 採血、採尿を行います。

参加希望の方、詳細を知りたい方は、
下記までご連絡ください。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 松嶋 康之
このページの先頭へ

片麻痺上肢に対する中枢性および末梢性電気刺激併用療法の最適化に関する研究
研究責任者 佐伯 覚
研究の概要
脳の可塑性が見直された今日、脳卒中片麻痺上肢に対する直接的な治療法がいくつか検討され、リハビリテーション医学における先端医療として注目を浴びています。そのなかで、ロボット機器を用いた上肢訓練機器、パワーアシスト機能的電気刺激などの片麻痺上肢への直接訓練、脳の障害半球に経頭蓋直流電気刺激(tDCS)を行なうなどの方法が報告され、治療選択の幅が広がっています。また、治療法を組み合わせることで、より大きな効果が得られることが期待されています。
 今回、亜急性脳卒中片麻痺患の方を対象に、パワーアシスト機能的電気刺激(アイビス、OG技研)と
tDCS(DC stimulator, ドイツ製)
を組み合わせた治療法の効果を検討する治療研究を行なうこととしました(下図)。各々の機器については、安全性については確認されています。


被験者募集
参加していただける方
・初回発症の脳卒中で発症後1か月未満(脳卒中亜急性期)の方
・軽度の片麻痺上肢を有する方
・治療の内容が理解できる方
・痙攣発作の既往がなく、頭蓋内にクリップなどの金属植え込みがない方

※上記以外にも幾つか条件があります。

参加スケジュール
・研究参加期間は3週間です。
・パワーアシスト機能的電気刺激(アイビス)と経頭蓋直流電気刺激装置(tDCS)を用いて、
 1日約1時間の治療を行ないます。
・治療前後に、運動機能を測定し効果を確認します。
・必要に応じて採血を行います。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 伊藤・越智
このページの先頭へ

脳卒中片麻痺の上肢に対する経頭蓋直流電気刺激下(もしくは経頭蓋磁気刺激治療:rTMS)
ロボット支援訓練の臨床研究
研究責任者 伊藤 英明、越智 光宏
研究の概要
経頭蓋直流電気刺激(tDCS)は、頭蓋の外則から大脳に微弱な電流で刺激を行うことにより、非侵襲的に大脳皮質神経細胞を刺激することが可能です。基礎研究では、tDCS刺激により、刺激部位の大脳皮質神経細胞の静止膜電位に影響を与えることが明らかとなっており、臨床研究でも健常者および脳卒中患者の運動機能の改善、運動学習の促進に効果が認められています。同様な非侵襲的な治療として経頭蓋磁気刺激治療:rTMSがあり、こちらも希望により実施可能です。
今回、慢性期脳卒中方麻痺患者の方を対象に、上肢ロボット訓練とtDCS(もしくはrTMS)を組み合わせた治療法の効果を検討する治療研究を行うこととしました。すでに同様の危機を用いた研究が実施されており、有効性と安全性についての報告があります。

被験者募集
参加していただける方
・初回発症の脳卒中で発症後6か月以上経過している方。
・中等度〜重度の上肢片麻痺を有する方。
・治療の内容が理解できる方。
・痙攣発作の既往がなく、頭蓋内にクリップなどの金属植込みがない方。
・麻痺している手を日常生活で使用する意欲を持っている方。
・自分で移動ができる、日常生活動作がほぼ自立している方。
※上記以外にも幾つか条件があります。

参加スケジュール
・研究参加期間は約2〜3週間です。
・上肢ロボット訓練機器(アームトレーナー)と経頭蓋直流電気刺激装置(もしくは経頭蓋磁気刺激治療:rTMS)を用いて治療を行います。
・治療前後に、運動機能を測定し効果を確認します。

上記にあてはまり、研究への参加をご希望される方は、問い合わせ先にご連絡下さい。
担当者より折り返し説明をさせていただき、かかりつけ医からの紹介状をもち外来を受診していただく流れとなります。上記以外にも条件がいくつかあるため、受診して頂いても場合によっては対象にならない可能性やほかの研究への参加(経頭蓋磁気刺激治療等)をお願いする可能性もありますので予めご了承ください。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 伊藤・越智
このページの先頭へ

ポリオ後症候群のF波に関する研究
研究責任者 蜂須賀 明子
研究の概要
ポリオは、ポリオウイルスによる感染を契機に脊髄の運動神経(前角細胞)障害をきたし、手足に力が入らない弛緩性麻痺と呼ばれる症状を呈する病気です。一定期間後に症状は安定しますので、健常者と変わらない生活を送り、社会的にも活躍されている方が多くいらっしゃいます。近年、ワクチンの普及により新規患者数は著減していますが、患者の高齢化にともない、症状固定から数十年を経て新たな筋力低下をきたすポリオ後症候群(PPS)が問題となっています。PPSは、もともと体力低下傾向となる中年期に病的な筋力低下を生じ、生活に大きな支障をきたします。そこで、ポリオの障害部位である脊髄の運動神経(前角細胞)の機能を反映する神経伝導検査・F波検査で、ポリオ重症度やPPSとの関連を検討し、ポリオ罹患後の手足の麻痺について新たな重症度評価や世界初となるPPS危険予測の基準を作成して、個々に応じた生活指導や適切な装具導入などに生かしたいと考えています。更には、ポリオの病態解明やPPSに対する新たな治療・予防の開発,他の神経筋疾患にも新たな知見をもたらす事が期待されます。
また本研究は、当科を中心に北九州産業学術推進機構の仲立ちにより九州工業大学 情報工学部 本田あおい准教授・大分大学 工学部 福田亮治准教授と取り組む「F波解析プログラム共同研究」、国立病院機構箱根病院 神経筋・難病医療センター 神経内科 小森哲夫院長・阿部達哉医長と取り組む「神経筋疾患患者のF波解析共同研究」、以上3分野4機関の協力体制で実施しています。
本研究の一部は,JSPS科研費 JP 26750211「ポリオ罹患者のF波波形解析によるポリオ後症候群危険予測指標作成と臨床応用」の助成を受けたものです。
被験者募集
健常者の被験者を募集しています。
・脊椎の整形疾患や糖尿病の合併がない50〜70歳の健常者:20名
・検査時間:約1時間

(研究に際して、同年代の健常者の検査結果と比較し、どの程度異常であるかを判別する必要があります。ポリオ患者でF波検査をご希望の方は、一度当科外来を受診してご相談ください。)

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 蜂須賀 明子
このページの先頭へ

末梢神経損傷の神経再生に関する研究
研究の概要
末梢神経損傷は、外傷などで末梢神経が損傷されたもので、運動麻痺や知覚麻痺などを生じます。頻度の高いものとしては、手根管症候群や肘部管症候群があります。内服、注射、手術、リハビリなど様々な治療がありますが、特に重症例では、しばしば不完全な回復となることが課題です。より効果的な神経再生と機能回復を目標に、当科の電気生理学的診断、リハビリを生かして、本学整形外科と共同研究など様々な取り組みを行っています。

【被験者募集中の研究】
1)Martin-Gruber吻合における吻合枝の運動単位数と神経再生への寄与解明
Martin-Gruber吻合は、手の神経である正中神経から尺骨神経に至る運動神経枝の吻合です。これは正常な多様性(破格)の一つで、その頻度は19.5%と言われます。手の重要な神経が関わる破格であり、末梢神経損傷を合併する場合、臨床的な影響を及ぼし得ると考えられます。また、神経再生治療の一つである神経吻合の健常モデルとも言えます。
しかし、Martin-Gruber吻合について、これまで解剖学研究が多く、吻合枝と症状、治療との関連など、臨床的特徴は明らかになっていません。原因の一つに、吻合枝の定量的評価法が確立していないことが挙げられます。
今回、吻合枝を調べる手法を開発し、Martin-Gruber吻合枝の大きさ、また末梢神経障害合併例における吻合枝と臨床症状の関連を明らかにしたいと考えています。これは、Martin-Gruber吻合の臨床的意義や、この破格を有する多くの患者さんの適切な診断や治療、リハビリへつながります。また、神経再生医療の発展に役立つ可能性があります。

本研究は、JSPS科研費 JP 26750211「Martin-Gruber吻合における吻合枝の運動単位数と神経再生への寄与解明」の助成を受けています。
被験者募集
健常者の被験者および末梢神経障害(手根管症候群,肘部管症候群)のある被験者を募集しています。
・末梢神経障害のない20-80歳の健常者:80名
・手根管症候群または肘部管症候群がある、かつ20-80歳の方:50名


参加スケジュール
・検査時間は,1回約1時間です。
・健常者の方は,1回のみの検査です。
・末梢神経障害(手根管症候群,肘部管症候群)の方は,必要に応じて経時的な検査を行います
 (例:初回、3ヶ月後、6ヶ月後、12ヶ月後)。

研究に際して、健常者の検査結果と比較することで、Martin-Gruber吻合や末梢神経障害の方の特徴を明らかにする必要があります。
またMartin-Gruber吻合は、ヒトの神経における正常な多様性の一つです(病気ではありません)。健常者の検査を行う中で、Martin-Gruber吻合が見つかった場合は、吻合枝を評価できる検査を行います。これは、従来の神経伝導検査に新しい解析を加えるもので、患者さんへの検査手順は従来法と同等です。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 蜂須賀 明子
このページの先頭へ

パーキンソン病に対する短期入院リハビリテーションの
効果の検討
研究責任者 白石 純一郎、佐伯 覚
研究の概要
パーキンソン病はその症状として安静時振戦、筋強剛、無動、姿勢反射障害が4大症状とされ、病状の進行とともに歩行障害、日常生活動作障害が出現する疾患です。
パーキンソン病の運動障害に対して、L-ドーパ剤をはじめとする抗パーキンソン病薬による治療が障害の改善に有用であります。また内服治療以外の治療方法としてリハビリテーションは運動障害の改善に有用とされています。今回短期入院による集中的リハビリテーションの効果を検討致します。

被験者募集
参加していただける方
・神経内科医によりパーキンソン病と診断されている。
・年齢:40〜80歳。
・歩行を制限するような関節病変がない。
・認知機能低下がない。
・介助なしで10mの歩行が可能。


参加スケジュール
・入院期間は2週間〜4週間です。
・リハビリテーションの効果を把握するために原則入院中の内服薬の変更は致しません。
・入院時、退院時に運動機能を測定し効果を確認します。

上記に当てはまり研究への参加をご希望される方は、下記お問い合わせ先にご連絡いただければ、担当者より折り返し説明をさせていただきます。また、上記対象に当てはまらない方でも産業医科大学若松病院でのリハビリテーションを希望される場合はご連絡ください。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 白石 純一郎
このページの先頭へ

中枢性バランス障害に対する経頭蓋直流電気刺激下バーチャルリアリティ療法の効果
研究責任者 佐伯 覚
研究の概要
脳卒中などの中枢性神経疾患に伴うバランス障害は歩行や日常生活の自立の妨げになるばかりでなく、転倒の大きなリスク要因になります。しかし、バランス障害に対する治療法が解られている現状があります。非侵襲的大脳刺激法である経頭蓋直流電気刺激(tDCS)は、中枢性バランス障害に有効であるとの報告があります。また、任天堂Wiiを用いたバーチャルリアリティ療法(VR)もバランス障害への有効性が期待されています。この両者を併用した療法は、更なる効果を有することが期待され、今回、tDCSとVRを併用した治療法の有効性を検討する治療研究を行うこととしました(下図)。各々の機器については、安全性については確認されています。


被験者募集
参加していただける方
・初回発症の、脳卒中などの中枢神経障害で発症後6ヶ月以上経過している方
・軽度のバランス障害を有する方(バランスボード上で自力での立位保持可能な方)
・治療の内容が理解できる方
・痙攣発作の既往がなく、頭蓋内にクリップなどの金属植え込みがない方

※上記以外にも幾つか条件があります。

参加スケジュール
・研究参加期間は2週間です。
・バーチャルリアリティ(任天堂Wii fit plus)と経頭蓋直流電気刺激装置(DC stimulator,
 ドイツ製)を用いて、1日約1時間の治療を行ないます。
・治療前後に、運動機能を測定し効果を確認します。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 伊藤・加藤
このページの先頭へ

障害者の復職および就労支援(治療と就労の両立支援)に関する研究
研究責任者 佐伯 覚
研究の概要
脳卒中・外傷性損傷・骨関節疾患等に伴う障害により就労が困難となり、医療におけるリハビリテーションが成功したとしても社会復帰には至らないことがあります。当講座では日常の診療活動のみならず企業における産業医活動などを通じて障害者の職場復帰を支援しています。支援の方法に関しても、より科学的に復職の継時的変化の推計や復職阻害要因の同定、また、職業リハビリテーションとの連携を通じて有効な方法などを検討しています。

 


このページの先頭へ

予防的リハビリテーションの産業現場への応用に関する研究
研究責任者 佐伯 覚
研究の概要
近年労働人口は高齢化し、特に、中高年齢労働者の就業能力低下、疾病の多発、労働災害の増加などがみられています。わが国は今後生産労働人口の減少も予想され、加齢対策として労働者の身体能能力の増進を図ることが必要とされています。第三次予防であるリハビリテーション医学は障害へのアプローチとして、固有の治療技術と障害管理技法を有する専門医学ですが、第一次予防として産業保健の現場で実施される運動プログラムとの共通部分が多く、リハビリテーション医学で活用されている運動療法の技術を産業現場に応用できるような技法を抽出整理して活用できるシステムを構築することを目指しています。
現在産業現場で利用できるリハビリテーション治療技術マニュアルの作成、モデル事業場での理学療法士の介入による体力増進の効果について検証を進めています。

 

このページの先頭へ
ポストポリオ症候群に対する経頭蓋直流電気刺激療法の効果に関する研究
片麻痺上肢に対する中枢性および末梢性電気刺激併用療法の最適化に関する研究
脳卒中片麻痺の上肢に対する経頭蓋直流電気刺激下(もしくは経頭蓋磁気刺激治療:rTMS)
ロボット支援訓練の臨床研究
ポリオ後症候群のF波に関する研究
末梢神経損傷の神経再生に関する研究
パーキンソン病に対する短期入院リハビリテーションの効果の検討
中枢性バランス障害に対する経頭蓋直流電気刺激下バーチャルリアリティ療法の効果
障害者の復職および就労支援(治療と就労の両立支援)に関する研究
予防的リハビリテーションの産業現場への応用に関する研究
文責:リハビリテーション医学講座 更新日:2018年08月30日 このページの先頭へ
ENGLISH Home
Copyright © 2007-2014
Department of Rehabilitation Medicine University of Occupational and Environmental Health, Japan.
All Rights Reserved.