産業医科大学 医学部 リハビリテーション医学講座
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研究プロジェクト
研究プロジェクト
脳卒中片麻痺上肢に対する経頭蓋磁気刺激治療(rTMS)と
上肢ロボット支援訓練併用の臨床研究
研究責任者 越智 光宏
研究の概要
経頭蓋磁気刺激治療は、コイルを用いて頭蓋の外側から大脳に磁気刺激を行う治療法です。脳卒中片麻痺患者の方を対象に、この治療によって麻痺が改善するのか、そしてどれくらい日常生活に使うことができるようになるのか、を検討する研究を行っています。磁気治療に加えて、上肢ロボット支援訓練や、集中的作業療法を併用して行っていることが特徴です。

対象は以下の通りです。

被験者募集
参加していただける方
16歳以上である。
心臓のペースメーカーが入っていない。透析をしていない。
初発発症の脳卒中片麻痺で発症後6ヶ月以上経過している。
認知機能障害やうつ病などの精神疾患を合併していない。
少なくとも1年間はてんかん発作を認めない。抗けいれん薬の内服をしていない。
麻痺は中等度(肘の曲げ伸ばしができる、指でグーパーできる)である。
自分で移動できる、日常生活が自立している。
麻痺している手を日常生活で使うための意欲をもっている。
1日3時間以上の訓練や治療前後のたくさんの評価に耐えられる。
少なくとも3週間以上の入院が可能である。


上記にあてはまり、研究への参加をご希望される方は、上記お問い合わせ先にご連絡いただければ、担当者より折り返し説明をさせていただきます。外来受診の上、対象にならない可能性やほかの研究への参加をお願いする可能性もありますのでご了承ください。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 越智光宏・蜂須賀明子
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脳卒中片麻痺の上肢に対する経頭蓋直流電気刺激下
ロボット支援訓練の臨床研究
研究責任者 伊藤 英明、越智 光宏
研究の概要
経頭蓋直流電気刺激(tDCS)は、頭蓋の外則から大脳に微弱な電流で刺激を行うことにより、非侵襲的に大脳皮質神経細胞を刺激することが可能です。基礎研究では、tDCS刺激により、刺激部位の大脳皮質神経細胞の静止膜電位に影響を与えることが明らかとなっており、臨床研究でも健常者および脳卒中患者の運動機能の改善、運動学習の促進に効果が認められています。
今回、慢性期脳卒中方麻痺患者の方を対象に、上肢ロボット訓練とtDCSを組み合わせた治療法の効果を検討する治療研究を行うこととしました。すでに同様の危機を用いた研究が実施されており、有効性と安全性についての報告があります。

被験者募集
参加していただける方
・初回発症の脳卒中で発症後6か月以上経過している方。
・中等度〜重度の上肢片麻痺を有する方。
・治療の内容が理解できる方。
・痙攣発作の既往がなく、頭蓋内にクリップなどの金属植込みがない方。
・麻痺している手を日常生活で使用する意欲を持っている方。
・自分で移動ができる、日常生活動作がほぼ自立している方。
※上記以外にも幾つか条件があります。

参加スケジュール
・研究参加期間は約2〜3週間です。
・上肢ロボット訓練機器(アームトレーナー)と経頭蓋直流電気刺激装置を用いて治療を行います。
・治療前後に、運動機能を測定し効果を確認します。

上記にあてはまり、研究への参加をご希望される方は、問い合わせ先にご連絡下さい。
担当者より折り返し説明をさせていただき、かかりつけ医からの紹介状をもち外来を受診していただく流れとなります。上記以外にも条件がいくつかあるため、受診して頂いても場合によっては対象にならない可能性やほかの研究への参加(経頭蓋磁気刺激治療等)をお願いする可能性もありますので予めご了承ください。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 伊藤・越智
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ポリオ後症候群のF波に関する研究
研究責任者 蜂須賀 明子
研究の概要
ポリオは、ポリオウイルスによる感染を契機に脊髄の運動神経(前角細胞)障害をきたし、手足に力が入らない弛緩性麻痺と呼ばれる症状を呈する病気です。一定期間後に症状は安定しますので、健常者と変わらない生活を送り、社会的にも活躍されている方が多くいらっしゃいます。近年、ワクチンの普及により新規患者数は著減していますが、患者の高齢化にともない、症状固定から数十年を経て新たな筋力低下をきたすポリオ後症候群(PPS)が問題となっています。PPSは、もともと体力低下傾向となる中年期に病的な筋力低下を生じ、生活に大きな支障をきたします。そこで、ポリオの障害部位である脊髄の運動神経(前角細胞)の機能を反映する神経伝導検査・F波検査で、ポリオ重症度やPPSとの関連を検討し、ポリオ罹患後の手足の麻痺について新たな重症度評価や世界初となるPPS危険予測の基準を作成して、個々に応じた生活指導や適切な装具導入などに生かしたいと考えています。更には、ポリオの病態解明やPPSに対する新たな治療・予防の開発,他の神経筋疾患にも新たな知見をもたらす事が期待されます。
また本研究は、当科を中心に北九州産業学術推進機構の仲立ちにより九州工業大学 情報工学部 本田あおい准教授・大分大学 工学部 福田亮治准教授と取り組む「F波解析プログラム共同研究」、国立病院機構箱根病院 神経筋・難病医療センター 神経内科 小森哲夫院長・阿部達哉医長と取り組む「神経筋疾患患者のF波解析共同研究」、以上3分野4機関の協力体制で実施しています。

被験者募集
健常者の被験者を募集しています。
・脊椎の整形疾患や糖尿病の合併がない50〜70歳の健常者:20名
・検査時間:約1時間

(研究に際して、同年代の健常者の検査結果と比較し、どの程度異常であるかを判別する必要があります。ポリオ患者でF波検査をご希望の方は、一度当科外来を受診してご相談ください。)

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 蜂須賀 明子
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研究プロジェクト (若松病院リハビリテーション科)
パーキンソン病に対する短期入院リハビリテーションの
効果の検討
研究責任者 白石 純一郎、佐伯 覚
研究の概要
パーキンソン病はその症状として安静時振戦、筋強剛、無動、姿勢反射障害が4大症状とされ、病状の進行とともに歩行障害、日常生活動作障害が出現する疾患です。
パーキンソン病の運動障害に対して、L-ドーパ剤をはじめとする抗パーキンソン病薬による治療が障害の改善に有用であります。また内服治療以外の治療方法としてリハビリテーションは運動障害の改善に有用とされています。今回短期入院による集中的リハビリテーションの効果を検討致します。
なお当研究は産業医科大学若松病院が行っている研究であり、入院による集中的リハビリテーションの実施場所も産業医科大学若松病院となります。

被験者募集
参加していただける方
・神経内科医によりパーキンソン病と診断されている。
・年齢:40〜80歳。
・歩行を制限するような関節病変がない。
・認知機能低下がない。
・介助なしで10mの歩行が可能。


参加スケジュール
・入院期間は2週間〜4週間です。
・リハビリテーションの効果を把握するために原則入院中の内服薬の変更は致しません。
・入院時、退院時に運動機能を測定し効果を確認します。

上記に当てはまり研究への参加をご希望される方は、下記お問い合わせ先にご連絡いただければ、担当者より折り返し説明をさせていただきます。また、上記対象に当てはまらない方でも産業医科大学若松病院でのリハビリテーションを希望される場合はご連絡ください。

お問い合わせ先 093-761-0090
(産業医科大学若松病院)
担 当 白石 純一郎
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片麻痺上肢に対する中枢性おおび末梢性電気刺激併用療法の最適化に関する研究
研究責任者 佐伯 覚
研究の概要
脳の可塑性が見直された今日、脳卒中片麻痺上肢に対する直接的な治療法がいくつか検討され、リハビリテーション医学における先端医療として注目を浴びています。そのなかで、ロボット機器を用いた上肢訓練機器、パワーアシスト機能的電気刺激などの片麻痺上肢への直接訓練、脳の障害半球に経頭蓋直流電気刺激(tDCS)を行なうなどの方法が報告され、治療選択の幅が広がっています。また、治療法を組み合わせることで、より大きな効果が得られることが期待されています。
 今回、亜急性脳卒中片麻痺患の方を対象に、パワーアシスト機能的電気刺激(アイビス、OG技研)と
tDCS(DC stimulator, ドイツ製)
を組み合わせた治療法の効果を検討する治療研究を行なうこととしました(下図)。各々の機器については、安全性については確認されています。


被験者募集
参加していただける方
・初回発症の脳卒中で発症後1か月未満(脳卒中亜急性期)の方
・軽度の片麻痺上肢を有する方
・治療の内容が理解できる方
・痙攣発作の既往がなく、頭蓋内にクリップなどの金属植え込みがない方

※上記以外にも幾つか条件があります。

参加スケジュール
・研究参加期間は3週間です。
・パワーアシスト機能的電気刺激(アイビス)と経頭蓋直流電気刺激装置(tDCS)を用いて、
 1日約1時間の治療を行ないます。
・治療前後に、運動機能を測定し効果を確認します。
・必要に応じて採血を行います。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 伊藤・越智
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中枢性バランス障害に対する経頭蓋直流電気刺激下バーチャルリアリティ療法の効果
研究責任者 佐伯 覚
研究の概要
脳卒中などの中枢性神経疾患に伴うバランス障害は歩行や日常生活の自立の妨げになるばかりでなく、転倒の大きなリスク要因になります。しかし、バランス障害に対する治療法が解られている現状があります。非侵襲的大脳刺激法である経頭蓋直流電気刺激(tDCS)は、中枢性バランス障害に有効であるとの報告があります。また、任天堂Wiiを用いたバーチャルリアリティ療法(VR)もバランス障害への有効性が期待されています。この両者を併用した療法は、更なる効果を有することが期待され、今回、tDCSとVRを併用した治療法の有効性を検討する治療研究を行うこととしました(下図)。各々の機器については、安全性については確認されています。


被験者募集
参加していただける方
・初回発症の、脳卒中などの中枢神経障害で発症後6ヶ月以上経過している方
・軽度のバランス障害を有する方(バランスボード上で自力での立位保持可能な方)
・治療の内容が理解できる方
・痙攣発作の既往がなく、頭蓋内にクリップなどの金属植え込みがない方

※上記以外にも幾つか条件があります。

参加スケジュール
・研究参加期間は2週間です。
・バーチャルリアリティ(任天堂Wii fit plus)と経頭蓋直流電気刺激装置(DC stimulator,
 ドイツ製)を用いて、1日約1時間の治療を行ないます。
・治療前後に、運動機能を測定し効果を確認します。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 伊藤・加藤
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障害者の復職および就労支援(治療と就労の両立支援)に関する研究
研究責任者 佐伯 覚
研究の概要
脳卒中・外傷性損傷・骨関節疾患等に伴う障害により就労が困難となり、医療におけるリハビリテーションが成功したとしても社会復帰には至らないことがあります。当講座では日常の診療活動のみならず企業における産業医活動などを通じて障害者の職場復帰を支援しています。支援の方法に関しても、より科学的に復職の継時的変化の推計や復職阻害要因の同定、また、職業リハビリテーションとの連携を通じて有効な方法などを検討しています。

 


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予防的リハビリテーションの産業現場への適応に関する研究
研究責任者 佐伯 覚
研究の概要
近年労働人口は高齢化し、特に、中高年齢労働者の就業能力低下、疾病の多発、労働災害の増加などがみられています。わが国は今後生産労働人口の減少も予想され、加齢対策として労働者の身体能能力の増進を図ることが必要とされています。第三次予防であるリハビリテーション医学は障害へのアプローチとして、固有の治療技術と障害管理技法を有する専門医学ですが、第一次予防として産業保健の現場で実施される運動プログラムとの共通部分が多く、リハビリテーション医学で活用されている運動療法の技術を産業現場に応用できるような技法を抽出整理して活用できるシステムを構築することを目指しています。

 

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慢性期脳卒中片麻痺患者に対する機能的電気刺激(ウォークエイド®)の効果 (多施設共同前向き比較研究)
研究責任者 越智 光宏 佐伯 覚
研究の概要
脳卒中は最も入院治療を必要とし介護も必要になる病気であり、約3分の2の患者さんに、言語障害や、手足の麻痺などの後遺症(こういしょう)が残ります。足の麻痺により歩行障害を生じますが、歩行障害の改善や歩行機能の維持は日常生活を活動的にし、社会復帰の促進にも繋がります。一方、日本の『脳卒中治療ガイドライン2015』によれば、脳卒中を発症後に下垂(かすい)足(そく)(足が垂れ下がって歩きづらい状態)を有している患者さんに対して、機能的電気刺激装置という機器が有効であると記載されています。ただし、この記載は海外の研究成果に基づくものであり、リハビリテーションの実施状況や生活様式(玄関で靴を脱ぐ)などが異なる日本人に対して研究する必要があると考えています。

そこで,脳卒中発症後4カ月以上を経過した片麻痺患者さんで、独りで歩ける方を対象として、ウォークエイド®という機能的電気刺激装置を使った歩行訓練が、歩行障害を改善するかどうかを調べることにしました。

被験者募集
参加していただける方
・脳卒中初回発症後、4ヵ月以降の方
・下肢麻痺ステージ がBrunnstrom stage IV以上の片麻痺の方
・平地歩行が自立している方
・本試験の趣旨と指示を理解し訓練を遂行できる方
・心臓ペースメーカー等の体内植込み型医用電気機器を使用していない方

※上記以外にも幾つか条件があります。

参加スケジュール
以下の通りになります。無作為にウォークエイドを使用する群としない群にわかれます。
当院で行う場合は、入院期間は3週間程度になる予定です。

お問い合わせ先 093-691-7266 担 当 越智・加藤
脳卒中片麻痺上肢に対する経頭蓋磁気刺激治療(rTMS)と上肢ロボット支援訓練併用の臨床研究
脳卒中片麻痺の上肢に対する経頭蓋直流電気刺激下
ロボット支援訓練の臨床研究
ポリオ後症候群のF波に
関する研究
パーキンソン病に対する短期入院リハビリテーションの効果の検討
片麻痺上肢に対する中枢性おおび末梢性電気刺激併用療法の最適化に関する研究
中枢性バランス障害に対する経頭蓋直流電気刺激下バーチャルリアリティ療法の効果
障害者の復職および就労支援(治療と就労の両立支援)に関する研究
予防的リハビリテーションの産業現場への適応に関する研究
慢性期脳卒中片麻痺患者に対する機能的電気刺激(ウォークエイド®)の効果 (多施設共同前向き比較研究)
文責:リハビリテーション医学講座 更新日:2016年02月26日 このページの先頭へ
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