膵尾部癌の位置によるリンパ節郭清部位の妥当性に関する多施設共同研究
この研究は以下の方を研究対象としています。 2013年1月1日〜2017年12月31日の期間に、膵尾部がんで根治切除(手術で目にみえるがんが残っていない状態とできた手術)が行われた方
膵がんのうち膵尾部(すいびぶ、図1)に位置する膵尾部がんには一般的に膵体尾部切除術(すいたいびぶせつじょじゅつ、図2)が行われます。がんの手術ではまわりのリンパ節を同時に切除するリンパ節郭清(かくせい)が行われますが、膵尾部がんは大動脈に近いものから脾臓に近いものまでその位置はさまざまであるにもかかわらず、すべての膵尾部がんに同じ手術が行われています。今回、膵尾部がんの位置と転移しているリンパ節の場所やがんの再発の場所を検討することによって、現在行われているリンパ節郭清の妥当性について検討します。この研究の結果によっては、今後不要なリンパ節郭清の省略や、膵臓を切除する範囲を縮小することができる可能性があります。 本研究は大分大学医学部附属病院を中心に実施され、本研究で得た患者さんの診療情報は、学会発表や医学論文公表に使用させていただいたり、解析の目的で大分大学医学部附属病院へ一元的に集約します。
研究期間:(医学部長実施許可日)〜2024年12月31日
この研究は,膵尾部がんの患者さんを対象として,リンパ節転移の場所を調べることを目的としています。膵尾部がんの腫瘍の位置を術前のCT検査によって評価し、この部位がリンパ節転移の場所とどのように関係するかを調べます。また実際に行われた手術方法やがんの再発部位、予後を検討することにより、現在行われている膵体尾部切除術の妥当性を評価します。この検討を行うために以下の項目について電子カルテから情報を収集します。 使用する情報: 患者因子 :年齢、性別、Body mass index (体重÷身長2) 腫瘍因子 :腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)、CTによる大動脈左縁から腫瘍までの距離 手術因子 :開腹/腹腔鏡、膵臓背側の切除範囲、膵臓の切離部位、手術時間、出血量、輸血の有無 術後経過 :術後合併症、術後在院日数 病理 :膵癌取扱い規約の因子、リンパ節転移の有無、転移リンパ節番号 予後 :無再発期間、再発部位、生存期間
情報については論文発表後10年間の保存を基本としており、保存期間終了後は、シュレッダーにて廃棄したり、パソコンなどに保存している電子データは復元できないように完全に削除します。
本研究の主施設である大分大学への患者さんの情報の提供については、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。なお、大分大学へ提供する際は、研究対象者である患者さん個人が特定できないよう、氏名の代わりに記号などへ置き換えますが、この記号から患者さんの氏名が分かる対応表は、「大分大学医学部消化器・小児外科学講座」の研究責任者が保管・管理します。なお、取得した情報を提供する際は、記録を作成し「大分大学医学部消化器・小児外科学講座」で保管します。
本研究を実施するに当たって、患者さんの費用負担はありません。
この研究は資金を特に必要としませんが、必要になった場合は大分大学医学部消化器・小児外科学講座の基盤研究経費を使用します。
この研究は,上記の公的な資金を用いて行われ,特定の企業からの資金は一切用いません。「利益相反」とは,研究成果に影響するような利害関係を指し,金銭および個人の関係を含みますが,本研究ではこの「利益相反(資金提供者の意向が研究に影響すること)」は発生しません。
本研究へ診療情報を提供するかしないかは患者さんご自身の自由です。従いまして、本研究に診療情報を使用してほしくない場合は、遠慮なくお知らせ下さい。その場合は、患者さんの診療情報は研究対象から除外いたします。また、ご協力いただけない場合でも、患者さんの不利益になることは一切ありません。なお、これらの研究成果は学術論文として発表することになりますが、発表後に参加拒否を表明された場合、すでに発表した論文を取り下げることはいたしません。 患者さんの診療情報を使用してほしくない場合、その他、本研究に関して質問などがありましたら、主治医または以下の照会先・連絡先までお申し出下さい。
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し出下さい。 照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先: 住 所:〒879-5593 大分県由布市挾間町医大ヶ丘1-1 電 話:097-586-5843 担当者:平下 禎二郎 (以下、各共同研究機関で記載) 住 所:〒807-8555 北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1 電 話: 093-691-7441 担当者: 森 泰寿
産業医科大学 医学部 第1外科学教室
膵尾部癌
本院で膵尾部癌の治療を受けられた患者さん・ご家族の皆様へ
〜2013年1月から2017年12月までに膵尾部癌で手術を受けた方の診療情報の医学研究への使用のお願い〜
研究課題名
膵尾部癌の位置によるリンパ節郭清部位の妥当性に関する多施設共同研究
研究の対象
この研究は以下の方を研究対象としています。
2013年1月1日〜2017年12月31日の期間に、膵尾部がんで根治切除(手術で目にみえるがんが残っていない状態とできた手術)が行われた方
研究の目的・方法について
膵がんのうち膵尾部(すいびぶ、図1)に位置する膵尾部がんには一般的に膵体尾部切除術(すいたいびぶせつじょじゅつ、図2)が行われます。がんの手術ではまわりのリンパ節を同時に切除するリンパ節郭清(かくせい)が行われますが、膵尾部がんは大動脈に近いものから脾臓に近いものまでその位置はさまざまであるにもかかわらず、すべての膵尾部がんに同じ手術が行われています。今回、膵尾部がんの位置と転移しているリンパ節の場所やがんの再発の場所を検討することによって、現在行われているリンパ節郭清の妥当性について検討します。この研究の結果によっては、今後不要なリンパ節郭清の省略や、膵臓を切除する範囲を縮小することができる可能性があります。
本研究は大分大学医学部附属病院を中心に実施され、本研究で得た患者さんの診療情報は、学会発表や医学論文公表に使用させていただいたり、解析の目的で大分大学医学部附属病院へ一元的に集約します。
研究期間:(医学部長実施許可日)〜2024年12月31日
使用させていただく情報について
この研究は,膵尾部がんの患者さんを対象として,リンパ節転移の場所を調べることを目的としています。膵尾部がんの腫瘍の位置を術前のCT検査によって評価し、この部位がリンパ節転移の場所とどのように関係するかを調べます。また実際に行われた手術方法やがんの再発部位、予後を検討することにより、現在行われている膵体尾部切除術の妥当性を評価します。この検討を行うために以下の項目について電子カルテから情報を収集します。
使用する情報:
患者因子 :年齢、性別、Body mass index (体重÷身長2)
腫瘍因子 :腫瘍マーカー(CEA、CA19-9)、CTによる大動脈左縁から腫瘍までの距離
手術因子 :開腹/腹腔鏡、膵臓背側の切除範囲、膵臓の切離部位、手術時間、出血量、輸血の有無
術後経過 :術後合併症、術後在院日数
病理 :膵癌取扱い規約の因子、リンパ節転移の有無、転移リンパ節番号
予後 :無再発期間、再発部位、生存期間
使用させていただく情報の保存等について
情報については論文発表後10年間の保存を基本としており、保存期間終了後は、シュレッダーにて廃棄したり、パソコンなどに保存している電子データは復元できないように完全に削除します。
外部への情報の提供
本研究の主施設である大分大学への患者さんの情報の提供については、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。なお、大分大学へ提供する際は、研究対象者である患者さん個人が特定できないよう、氏名の代わりに記号などへ置き換えますが、この記号から患者さんの氏名が分かる対応表は、「大分大学医学部消化器・小児外科学講座」の研究責任者が保管・管理します。なお、取得した情報を提供する際は、記録を作成し「大分大学医学部消化器・小児外科学講座」で保管します。
患者さんの費用負担等について
本研究を実施するに当たって、患者さんの費用負担はありません。
研究資金
この研究は資金を特に必要としませんが、必要になった場合は大分大学医学部消化器・小児外科学講座の基盤研究経費を使用します。
利益相反(りえきそうはん)について
この研究は,上記の公的な資金を用いて行われ,特定の企業からの資金は一切用いません。「利益相反」とは,研究成果に影響するような利害関係を指し,金銭および個人の関係を含みますが,本研究ではこの「利益相反(資金提供者の意向が研究に影響すること)」は発生しません。
研究の参加等について
本研究へ診療情報を提供するかしないかは患者さんご自身の自由です。従いまして、本研究に診療情報を使用してほしくない場合は、遠慮なくお知らせ下さい。その場合は、患者さんの診療情報は研究対象から除外いたします。また、ご協力いただけない場合でも、患者さんの不利益になることは一切ありません。なお、これらの研究成果は学術論文として発表することになりますが、発表後に参加拒否を表明された場合、すでに発表した論文を取り下げることはいたしません。
患者さんの診療情報を使用してほしくない場合、その他、本研究に関して質問などがありましたら、主治医または以下の照会先・連絡先までお申し出下さい。
研究組織
本学(若しくは本院)における研究組織
研究全体の実施体制
お問い合わせについて
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し出下さい。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
住 所:〒879-5593 大分県由布市挾間町医大ヶ丘1-1
電 話:097-586-5843
担当者:平下 禎二郎
(以下、各共同研究機関で記載)
住 所:〒807-8555 北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1
電 話: 093-691-7441
担当者: 森 泰寿