患者の皆様へ

肝・胆道・膵疾患

本院において1998年1月から2024年11月までに肝・胆道・膵疾患(肝細胞癌、肝内胆管癌、転移性肝癌、肝血管腫、肝嚢胞、肝良性腫瘍、肝内胆管結石症、胆嚢癌、胆嚢結石症、総胆管結石症、胆嚢腺筋腫症、胆嚢ポリープ、肝門部胆管癌、遠位胆管癌、膵癌、膵神経内分泌腫瘍、膵嚢胞性腫瘍、転移性膵腫瘍)と診断された患者さんへのお知らせ

 当院では、以下の臨床研究を実施しております。本研究は、通常の診療で得られた情報の記録に基づき実施する研究です。このような研究は、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(平成26年12月22日制定 平成29年2月28日一部改正)」により、対象となる患者さんのお一人おひとりから直接同意を得るのではなく、研究内容の情報を公開するとともに、利用拒否の機会を保障することとされています。本研究に関するお問い合わせ、また、ご自身の診療情報が利用されることを了解されない場合は、以下の問い合わせ先にご連絡ください。利用の拒否を申し出られても何ら不利益を被ることはありません。

1.研究課題名

肝・胆道・膵疾患に対する手術、悪性疾患に対する化学療法など包括的治療の効果と予後、QOLに関する検討

2.研究期間

2018年12月1日 〜 2024年11月30日

3.研究機関

産業医科大学病院

4.実施責任者

第1外科学  職名 助教  氏名 田村利尚

5.研究の目的と意義

 肝・胆道・膵疾患の治療は日進月歩であり、腹腔鏡手術など新しい手術法や、悪性疾患に関しては分子標的薬などの新規薬剤が近年、次々と開発・導入されています。肝・胆道・膵疾患の治療のさらなる進歩のため、現在当院で行われている治療の効果およびQOL(生活の質)を調べることは極めて重要です。本研究では、肝・胆道・膵疾患に対する手術(開腹手術、腹腔鏡手術)、悪性疾患については分子標的薬や新規高悪性腫瘍剤による化学療法の効果と有用性およびQOLを検討します

6.研究の方法

 カルテから年齢、診断名、病理診断名(遺伝子変異検査も含む)、手術方法、抗がん剤の種類、合併症、副作用、予後などの情報を収集して分析します。

7.個人情報の取り扱い

 本研究にかかる個人情報は、対象者が特定できないように、研究実施責任者の厳重な管理の下で、研究実施分担者が個人を識別することができる記述を削除または当該個人と関わりのない記述などに置き換えるなど安全管理措置を行った上で匿名化し、その対応表とともに本学第1外科研究室の鍵のかかる保管庫に保管します。症例を登録する場合には、その内容は「性別、年齢(生年月)」までに留め個人を特定できなくします。また、本研究で得られた成果について学会等に症例発表を行う場合は、氏名や住所等の個人情報は一切公表しません。本研究に利用拒否(オプトアウト)を希望される方は下記までご連絡いただければ、収集した個人情報は破棄し、本研究の対象外といたします。なお、本研究終了後収集されたデータは解析を行う産業医科大学第1外科教室において5年間保管された後、対象者の個人情報等は、研究実施責任者の管理の下、完全に匿名化されたことを確認の後、直ちに廃棄致します。また対応表についても、同様の措置にて廃棄致します。

8.問い合わせ先

産業医科大学 第1外科学  093-691-7441
産業医科大学 第1外科学  教授 平田敬治  093-691-7441

9.その他

 御本人に対する謝礼、直接的利益は発生しません。本研究の利益相反については、産業医科大学利益相反委員会の承認を得ており、公正性を保っています。

文責:第1外科学教室 更新日:2022年02月28日