教授のページ

近藤 寛之

産業医科大学眼科学教室は1978年(昭和53年)に開設されました。
初代栗本晋二教授、第二代秋谷忍教授、第三代田原昭彦教授、に続き2013年10月より近藤寛之が担当させていただいています。

患者様へ、産業医科大学眼科の特色

産業医科大学眼科は網膜硝子体手術や緑内障手術などの外科的治療をはじめ、生物学的製剤を用いた先進的な医療、遺伝子レベルでの診断など、北九州で最先端の診療を行なっていす。近隣の病院や診療所との連携により北九州での地域医療に貢献しております。また未熟児網膜症や小児の難治性網膜疾患、遺伝性眼疾患については九州全域だけでなく、西日本や関東方面からも患者さんの紹介をいただいています。このような地域医療と特色のある全国レベルの診療を両輪として、充実した医療を推し進めています。さらに、近年は全国の大学病院のなかでも最先端を行く手術機器システムを導入して、より精密で安全性の高い網膜手術を行なっています。

眼科に興味のある研修医師・医学生の皆様へ

眼球という臓器が「見る」ための道具であるという性質や、眼が小さいという性質のために、眼科の特色は光学的な原理を駆使して発展し続けています。とくに眼科手術は顕微鏡を駆使した手術が発展しました。ミクロの世界で微細な手術器具を手に病気と闘う、これが眼科手術です。より負担の少ない手術でより望ましい結果を多くの人に届けることも眼科の特色です。 医療は「知識や技術によって病気で困っている人の力になる」ことです。産業医科大学眼科が目指すのは、「心に届く」医療です。医学が進歩しても、治療する側の気持ちが届かなくては本当の意味で「力になる」ことはできません。医療が発展するほど、その心構えが必要です。同時に「知識や技術で力になる」ためには己の力を養っていく必要があります。産業医科大学眼科は「力になれる」ことを糧として成長する人材を養成します。研修医師・医学生の皆様はぜひ産業医科大学病院で研修して「心」と「力」を持った眼科医を目指してください。