看護師 田中 里緒菜 さん

産業医科大学若松病院
看護師

常に尊重したいのは患者様の人生や価値観。
入院中もその方らしい生活を支えたい。

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田中 里緒菜 さん
福岡県・東筑高校出身

患者様の小さな変化に気づく役割。
細かな観察力と判断力が求められます。

看護師は患者様にとって最も身近な存在。入院中の生活の支援をする中で、小さな異変や医療チームに伝えたいことはないか、いち早く気づいて医師など他の職種のスタッフに情報をつなぐ。細かな観察力と的確な判断力が求められます。
現在は内科系の混合病棟に勤務。人生経験が豊富な80代以上のご高齢の患者様が多く、お話も勉強になります。病気を抱えていてもその方らしい生活ができるように、患者様やご家族と話し合って退院に向けての目標を決め、理学療法士とともにリハビリをサポートしています。目標が達成された時は自分のことのようにうれしい。状態が良くない時も諦めずに寄り添い、患者様の人生や価値観を尊重したサポートを心がけています。
 

幅広い疾患について学べる混合病棟。
より専門的な技術や知識を身に着けたい。

私たちの仕事は他の医療スタッフとのコミュニケーションが肝心。今の職場は学生時代から交流があった医師や看護師が多く、意思疎通が図りやすいですね。指示を待つだけではなく、仲間と協力して課題を乗り越える。考える力が身に着いたのは、大学の先生方の手厚い指導のおかげ。働き始めて間もない頃から現場で咄嗟の判断ができたのも、大学4年次に繰り返し行ったシミュレーション型のグループワークの成果です。
看護師になり今年で7年目。去年がん看護の研修に参加し、働きながら治療する方を支える「両立支援」の仕事にも関心が出てきました。幅広い診療科の疾患について学べる混合病棟でより専門的な知識や技術を身につけ、自身のキャリアを切り拓いていきます。

産業医科大学大学案内2024から抜粋