作業環境測定士 重田 泰菜 さん
株式会社日立産機ドライブ・ソリューションズ
女性ならではの視点や話しやすさを大切に、仕事が原因で病気になる人をゼロにしたい。
コミュニケーションで職場環境を改善。親身になって安全衛生の意義を高めます。
技術職のイメージを持たれがちな作業環境測定士ですが、働く人や企業とのコミュニケーションを図りながら仕事を行う面もあります。中には法律を知らないばかりに危険な作業を続けている現場やわかっていても作業効率を優先させているケースも。私はまず現場の方々と会話して、親身になりながら改善を指導。安全衛生の意義を高めていくことで、作業環境の改善につながります。
「話せる測定士」を求めている現場も多く、女性ならではの細かい視点、話しやすさを大切に現場環境の安全を守っています。
授業も実習も、大学で経験したすべてが今につながっていると実感。
実際に仕事をしていて感じるのは、大学で学んだすべてが今の業務に活かされていることです。実際の現場での実習も、机上とはまた違う発見や学びを得ました。作業の現場や状況、労働衛生に関する法令などもどんどん変わるので、卒業後も常に勉強が必要ですが、大学で身に着けた知識や技術が大いに役立っています。
目標は、仕事が原因で病気になる人がいなくなること。受け持つ現場も増えてきましたが、さらに信頼される作業環境測定士を目指し、目標を達成できればと思います。
産業医科大学 大学案内2022から抜粋