衛生管理者 佐野 圭亮 さん
株式会社アイシン
現場と深く関わり、寄り添いながら、社員みんなの安全と健康を守り続けたい。
佐野 圭亮 さん
現場における、社員の健康と安全の優先度をいかに上げていくかが課題です。
自動車部品の製造を中心としたメーカーで、4万人の社員の健康診断業務の企画・運営を担当する部署に所属しています。会社では、安全と健康を最優先に掲げていますが、現場ではどうしても工場を稼働する方が優先に。現場や社員の安全と健康への優先度をいかに上げていくかが、私たちの役割でもあります。健康診断を勧める場合でも、一方的に指導するのではなく、相手の理解を促し、納得してもらうことが大切。全社を受け持つため、他の部署ともかかわることが多く、自分から発信する力がついてきたと思っています。
専門性を発揮しながら、経験を積み、現場から信頼される衛生管理者に。
工場を多く持つ製造業で働き、産業医科大学で学んだ専門性を発揮しながら経験を積みたいと考えてきました。次のステップとして、今後は化学物質管理にメイン業務をシフトし、工場とより深く関わっていくのが楽しみに。信頼を得て、現場に寄り添える衛生管理者となり、働く人の安全と健康を守っていきたいと、ますます張り切っています。
安全・衛生に関わる法律は頻繁に改正され、情報収集や勉強し続ける姿勢が求められます。卒業生が集う勉強会の開催、それぞれ活躍している同級生たちと情報を共有できるのも、産業医科大学で学ぶ強みです。
産業医科大学大学案内2023から抜粋